漫画『文豪ストレイドッグス』完結? 本編・スピンオフ・アニメすべての現状を総まとめ!

「文豪ストレイドッグス」って、もう完結したの?そんな声がSNSでもよく聞こえてきますよね。10年以上続く人気シリーズだけに、「そろそろ最終回?」と気になっているファンも多いはず。

結論から言うと、文ストの漫画はまだ完結していません!

最新27巻までストーリーは続いており、敦や芥川たちの戦いはまさにクライマックスの真っ只中。

この記事では、文ストの連載状況・最新巻の見どころ・作者コメント・ファンの反応・スピンオフやアニメの展開までを、ファン目線でわかりやすく解説します。

「完結してるの?」「これからどうなるの?」そんな疑問をスッキリ解消して、今の“文スト”を一緒に追っていきましょう!

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目次

漫画『文豪ストレイドッグス』完結?現在の連載状況

文豪ストレイドッグス

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多くのファンが気になる「文ストの漫画は完結したのか?」という点ですが、漫画『文豪ストレイドッグス』本編はまだ完結しておらず、連載中です。

原作・朝霧カフカ先生(ストーリー担当)と漫画・春河35先生(作画担当)による本作は、2013年より月刊「ヤングエース」で連載が開始され、連載期間は10年以上に及んでいます。

2025年10月時点で単行本は第27巻まで刊行されており、2026年3月には第28巻が発売予定と公式発表もなされています。

このことからも、物語はまだ完結していないことが明確です。

  • 既刊巻数:
    • 2025年10月時点で既刊27巻(第27巻が最新)。
  • 最新話の展開:
    • 後述するように物語はクライマックスの一つに差し掛かっていますが、**作者自身も「まだ数年は続く」**と示唆しており、完結の予定は公式には発表されていません。
  • 累計発行部数:
    • シリーズ累計部数は2025年2月時点で1,600万部を突破するなど大人気作品であり、その人気に支えられて物語は長期連載が続いています。

「完結」と誤解された噂の真相

ネット上では一時「文スト完結?」という噂が出回りました。しかしそれは誤解に基づくもので、具体的には以下のような要因がありました。

スピンオフ作品『文豪ストレイドッグス BEAST』の完結:

文スト本編とは別のパラレルストーリー『文豪ストレイドッグス BEAST』があり、こちらは漫画版全4巻で完結しています。

2022年2月に最終第4巻が発売され完結したため、「文スト完結」と聞いて本編が終わったと誤解する人がいたようです。

ただし完結したのはスピンオフであって、本編ではありません。

アニメ第5期最終回の「末了」表記


2023年に放送されたアニメ第5シーズン(第5期)の最終話エンディングで、漢字の「末了」というテロップが表示され、視聴者が驚きました。

「末了」は中国語由来で「終わり」「おしまい」の意味があり、これを見た多くのファンが「文ストの物語が完結してしまうのか?」と不安になったのです。

しかしこれは制作側の誤字であり、本来表示する予定だったのは「未了」(=「まだ終わっていない」の意)でした。

放送後に公式から「『末了』は誤表記で正しくは『未了』でした」とお詫び・訂正が発表されており、つまり「物語はまだ続く」という意味だったのです。

「未了」の通り物語は未完であり今後も続くことが示唆されています。

実際アニメ第5期は原作ストックの関係で一区切りついたものの、第6期の制作も有力視されており(原作ストックが溜まり次第、将来的に第6期が制作される可能性大)。

2019年の一時休載


人気作品ゆえに、「休載=打ち切り・完結?」と心配されたケースもありました。実は原作漫画は2019年に初めて約2か月間の休載を経験しています。

2019年8月号のヤングエース誌で初の休載が告知されましたが、事情を知らずに雑誌を読んだ人の中には「今月号に文ストが載っていない=連載終了?」と早合点した方もいたようです。

もちろんそれは一時的なお休みで、連載はすぐ再開されました。このように、長期連載ゆえの休載や噂が「完結」の誤情報を生んだと考えられます。

以上のように、本編漫画はまだ終わっていないのでご安心ください。作者・朝霧カフカ先生自身、「10周年を超えても完結する様子がないから、まだまだ楽しめるね」とコメントしているほどで、読者は引き続き文ストの物語を追いかけていくことができます。

最新刊(第27巻)の発売日・巻数と内容まとめ

文豪ストレイドッグス 27巻

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現在刊行されている最新巻は第27巻です。その概要を見てみましょう。

  • 第27巻の発売日・巻数: 2025年9月4日発売、単行本第27巻。
  • 収録話: 連載の最新エピソードまでが収録されています(ヤングエース掲載分に対応)。物語は「天人五衰編(てんにんのごすいへん)」(英語ではDecay of the Angel編とも)のクライマックスに差し掛かる内容です。

【27巻あらすじ】

最悪の状況から、一縷の望みを掴み取る――多次元空間で敦が見たものは!?

神人に斬られそうになった芥川を庇った敦は、神人の多次元空間に取り込まれてしまう。

そこで、過去や己の内なる太宰と向き合う敦は、雨御前の謎に迫り…。反撃の糸口を掴むことはできるか…!?

引用元KADOKAWA

このように、第27巻では主人公・敦が異能で作られた空間の中で試練に直面する展開となっています。

敦の良き理解者である太宰治の幻影(敦自身の内面に潜む太宰のイメージ)が現れたり、敵の秘密兵器「雨御前」に関わる重要な情報が明かされたりと、物語の核心に迫る緊迫したシーンが収録されています。

敦と宿敵・芥川が共闘する熱い展開も見どころです。

第27巻までの物語のポイント

第27巻の終盤では、まだ物語の決着は描かれていません。敵は倒されたものの、敦が異空間から戻れるか、新たに浮上した謎(「雨御前」や「白紙の本」など)が残っており、続刊に引き続き期待が高まる展開となっています。

なお、次巻・第28巻は既に発売予告が出ています。2026年3月26日第28巻(アクリルブックエンド付き限定版も同時発売)がリリース予定であり、そこでは異空間から戻った敦たちの反撃や、「文豪ストレイドッグス」本編の新章突入が描かれると見られます。

公式の紹介文によれば、第28巻では「本編の熱い展開も益々加速する」とされており、まだまだ物語はクライマックスに向けて盛り上がっていくことでしょう。

天人五衰との戦いの終盤戦

第27巻時点で、物語は《天人五衰》(てんにんのごすい)と呼ばれる犯罪組織との戦いの終盤にあります。

「天人五衰」は5人から成る強敵集団で、首領・神威(カムイ)を筆頭に、フョードル・D(ドストエフスキー)、ニコライ・ゴーゴリ、異能兵器ブラム・ストーカー、多重スパイのシグマなどが絡んだ大規模な敵勢力です。

探偵社とポートマフィアは手を組み、この脅威に立ち向かっています。

探偵社vs天人五衰の決戦

太宰治とフョードル・ドストエフスキーはヨーロッパの監獄「ムルソー」で直接対決。両者の天才的頭脳戦が繰り広げられ、最終的に太宰が策を弄してフョードルを打ち破ることに成功します(フョードルは死亡)。

太宰は元相棒の中原中也とも協力し、この宿敵を遂に葬り去りました。

一方、横浜では探偵社社長・福沢諭吉と、かつての親友であり現在は敵組織の長となった福地桜痴(=「神威」)が一騎打ちの決闘を迎えます。

福沢と福地の因縁の戦いは壮絶なものとなり、最終的に福地は敗れて死亡。彼が目論んでいた《大指令(ワンオーダー)》による世界大戦も、福地の死とともに停止します。

結果として、探偵社側は大きな犠牲を払いながらも世界の破滅を阻止することに成功しました。

主要キャラの動向

この戦いの中で、探偵社とポートマフィアの垣根を越えた共闘が実現。

中島敦と芥川龍之介という本来敵対関係にあった二人が力を合わせ、神威(福地)に立ち向かったのが大きな見どころです。

芥川は敵の策略で一時「吸血種(ヴァンパイア)」にされてしまいましたが、仲間たちの奮闘で正気を取り戻し、敦と共に最終局面である神威との戦いに挑みました。

第27巻では、その決戦の最中で敦が異能空間に囚われるシーンが描かれており、「芥川は無事救われるのか?敦は戻って来られるのか?」という緊張感のある展開が続いています。

以上が最新刊までの大まかな内容です。

登場人物・キャラクター:結末と現在の立ち位置

イメージ画像:漫画note作成

ファンが気になる主要キャラクターそれぞれの現在の状況や物語上の扱いについて整理します。

物語が未完であるため“結末”までは描かれていませんが、第27巻までの時点で明らかになっている各キャラクターの最新の立ち位置を見てみましょう(※以下、主要なネタバレを含みます)。

中島 敦(なかじま あつし)

武装探偵社所属の主人公。幼少期からのトラウマを抱えつつも仲間と成長してきた敦は、現在物語の最前線で敵と戦っています。

異能「月下獣」により虎に変身する彼は、第27巻で首領・福地(神威)の一太刀から芥川を庇い、異能空間に取り込まれるという危機に直面しました。

その中で自らの過去や内なる太宰と向き合い成長しようとしており、物語の鍵を握る存在です。敦は今まさにクライマックスで試練に挑むヒーローとして描かれており、その奮闘が今後の展開を左右します。

太宰 治(だざい おさむ)

武装探偵社の参謀。死のうとしない自殺愛好家という飄々とした表の顔とは裏腹に、天才的頭脳で数々の戦略を巡らせてきた人物です。現在の物語では、太宰は宿敵フョードルとヨーロッパの監獄で相打ち覚悟の心理戦を繰り広げていました。

最終的に太宰は自身の策と、中也との連携によってフョードルを打ち破ることに成功し、フョードルは死亡しました。太宰自身も銃撃を受けるなど危機的状況でしたが、それも中也との作戦の内で無事生還しています。

現在太宰は監獄から脱出し、横浜の戦いに駆けつけている最中と思われます。「策士・太宰治VS世界的犯罪者フョードル」の決着は太宰に軍配が上がり、彼は物語の次なる局面でも重要な役割を担うことでしょう。

芥川 龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)

ポートマフィアの凶手(幹部構成員)で、敦の宿敵にしてある種の相棒的存在。異能「羅生門」により黒い獣を操る攻撃手です。

物語序盤から敦とは幾度も死闘を繰り広げてきましたが、最新エピソードでは共通の敵に対抗するため敦と共闘しています。芥川は敵の策に陥り一時吸血鬼化させられて操られましたが、仲間の奮闘で正気に戻りました。

第27巻では福地(神威)に斬られかけたところを敦に庇われており、依然生死の境にいますが、彼の存在が敦を異能空間に飛ばすきっかけとなりました。現在の芥川は重傷を負いつつも、敦の帰還を信じて戦線に踏みとどまっている状況です。

彼の宿願であった「太宰に認められること」も近づきつつあり、今後の展開で彼が生き延びられるかが大きな注目点です。

中原 中也(なかはら ちゅうや)

ポートマフィア幹部で、重力を操る異能「汚れっちまった悲しみに」を持つ男。太宰とは元相棒で「双黒」と呼ばれる名コンビでした。

現在の物語では、フョードルに操られ吸血鬼化して太宰を窮地に陥れましたが、実は太宰と中也の間には密かな作戦があり、中也は太宰に協力して芝居を打っていたことが判明します。

最終的に中也は太宰を救いフョードルを倒す立役者となりました。中也自身も吸血ウィルスから解放されており、現在は太宰と共に横浜へ戻ってきています。

中也は宿敵だったはずの太宰と再び手を組み、探偵社・ポートマフィア合同勢力の一員として引き続き戦いに貢献する立場です。

福沢 諭吉(ふくざわ ゆきち)

武装探偵社社長。沈着冷静なリーダーで、異能「人上人不造」により部下の能力を安定化させる存在。現在の戦いでは、彼の旧友であり敵方の黒幕・福地桜痴(ふくち おうち)と宿命の決闘を繰り広げました。

互いに剣の達人でもある激闘の末、福沢は悲痛な思いで福地を討ち取る結果となります。福地=神威の最期に福沢は「うわあああ…!」と叫び、その心中は察するに余りあります。

福沢は組織の長として世界の危機を救いましたが、大切な友を自らの手で葬るという苦い勝利を味わっています。現在は重傷を負いながらも存命で、探偵社メンバーに進軍停止を指示し事態の収拾に当たっています。

森 鴎外(もり おうがい)

ポートマフィア首領。常に不敵な微笑を浮かべる狡猾な策士で、異能「虚ろの器」により他者の異能を増幅します。今回の天人五衰との戦いでは、探偵社と協定を結び協力しました。

森は部下の樋口一葉らに指示を出し、ポートマフィアを率いて探偵社を裏から支援しました。自ら前線に立つことは少ないものの、森の采配がなければ探偵社も立ち行かない場面が多々あり、裏社会のボスとして知略を発揮しています。

今後、天人五衰が壊滅した後に森がどのような動きを見せるか(探偵社との関係をどうするのか)も注目されています。

フョードル・D(フョードル・ドストエフスキー)

国際的犯罪組織「死の家の鼠」を率いていた天才犯罪者。異能「罪と罰」により人を即死させることができる極めて危険な人物でした。

物語中盤から「天人五衰」の一員として暗躍し、探偵社やポートマフィアを陥れる策を巡らせましたが、太宰との頭脳戦に敗北し最期は命を落としました。彼は文スト世界における最大級の“ラスボス”候補でしたが、この段階で退場しています。

フョードルを倒したことにより、物語は次なる局面(新たな敵や謎)へ移行しつつあります。

上記の他にも多くのキャラクターが登場しますが、主要人物の現在の状況をまとめると、探偵社とポートマフィアの主要メンバーは協力関係を維持しつつ、最大の脅威だった敵(フョードルや福地)を打倒した段階です。

ただし、主人公・敦が未だ危機にあるなど、完全決着には至っていないことがポイントです。

物語には依然として「白紙の本」(書いたことが現実になるという謎の書物)や新たな黒幕の存在(例えば名前のみ登場している「アガサ・クリスティ」などの大物作家キャラ)といった未解明の伏線が残されています。

作者(朝霧カフカ先生・春河35先生)のコメント・インタビュー

イメージ画像:漫画note作成

原作シナリオ担当の朝霧カフカ先生および作画担当の春河35先生は、作品や今後の展開についていくつかコメントやインタビューで語っています。

ここでは、連載の継続や物語の終盤に関する作者の言及を紹介します。

連載継続の意思

朝霧カフカ先生は2023年9月、アニメ放送開始8周年に寄せたコメントの中で「8年間愛され視聴されてきた作品に関われたことが嬉しい。

9周年めざして、これからも執筆します!」と述べています。このコメントからも、少なくとも来年(9周年)に向けて物語を続けていく意欲が示されています。

実際、朝霧先生は「まだ登場させたい文豪がいる」と語ったインタビューもあり、エルネスト・ヘミングウェイやダンテ・アリギエーリ、ヘルマン・ヘッセなど新キャラクター(=実在の文豪)を物語に加えたいとの意向を示しています。

これらは今後もストーリーが続く前提の発言であり、作者自身が物語を完結させるつもりがまだないことが伺えます。

物語の結末像について

朝霧先生は明確な最終回の構想について公には語っていませんが、2025年時点でも「少なくともあと数年は物語が続くだろう」と示唆しており、ファンの予想を超えるエンディングを用意している可能性があります。

また、Twitter上でファンから寄せられた質問への回答として、「『文スト』の最後には作者自身をモデルにしたキャラクターが登場し、“あの本”の力で全てを書いていた世界だった…なんてことも?」といったユーモラスな考察も一部で話題になりました(※あくまでファンの想像であり公式設定ではありません)。

このように、読者の間でも結末の予測が盛んですが、作者はそれに直接答えることなく物語を練り続けているようです。

春河35先生のコメント

作画担当の春河35先生も8周年コメントで「ずっと周年をお祝いして頂けるのは本当に有難いこと。引き続き原作と一緒に走り続けてくださることに嬉しくなります」と述べています。

これは、読者がこれからも原作についてきてくれることへの感謝と期待を表明したもので、長期連載への意欲が感じられます。

春河先生はSNS上でも度々イラストを公開しつつ読者に感謝を述べており、安定した作画クオリティで物語を最後まで描き切る構えです。

メディアミックスへの関与

朝霧先生は原作執筆のみならず、アニメの脚本会議やスピンオフ(小説版・舞台版)の脚本にも深く関わっています。

たとえば2022年公開の実写映画『文豪ストレイドッグス BEAST』では自ら脚本を執筆し、原作者ならではの視点で物語を再構築しました。

インタビューでは「媒体ごとに最適な文ストを届けたい」と語っており、漫画本編の執筆と並行しつつも作品全体を盛り上げる姿勢が見て取れます。

以上のように、作者お二人とも作品への熱意は衰えておらず、むしろ長期化した今だからこそできる物語展開やサプライズを模索していることが分かります。

ファンの反応・考察(SNS上の声)

イメージ画像:漫画note作成
Bさん

「完結した?」混乱と安堵

2023年のアニメ5期最終話「末了」誤表記事件では、多くのファンが「え、文スト終わっちゃうの!?」と一時混乱しました。

Twitter上でも「末了って出て心臓止まった」「未了と訂正されて本当に良かった…まだ続く!」といった声が多数上がりました。公式の訂正発表後は「未了=まだ終わらない! シーズン6待ってます!」という安堵と期待の投稿が見られ、ファンの間でも誤解が解けています。

Yahoo知恵袋でも「アニメ文ストの最後『末了』から『未了』に変わりましたよね。6期があるってことで大丈夫ですか?」という質問に対し、「公式も未了(まだ終わりでない)のつもりだったようなので、6期はほぼ確実でしょう」という回答がベストアンサーになるなど、続編への期待感が共有されました。

Eさん

物語の最終章予想

原作が佳境に入ってきたことから、ファン有志による最終章の展開予想も白熱しています。ネット掲示板やSNS上では「“白紙の本”が最後の鍵になるのでは」「フョードル亡き後はアガサ・クリスティが黒幕として出てくるかも」といった考察が飛び交っています。

特に「白紙の本」(書いた内容を現実にする力を持つ本)の存在は物語開始当初から示唆されながら未解明のままであり、「最終回では誰かが白紙の本に“○○”と書いて世界を救うのでは」「逆に黒幕が白紙の本を使って壮大なオチをつけるかもしれない」と様々な推測がされています。

「主要キャラ死亡説」「作者メタ登場説」など大胆なものもありましたが、朝霧先生がこれらを超える展開を用意している可能性も高く、ファンはハラハラしながら議論を楽しんでいます。

Aさん

キャラクターの結末に対する反応

長くキャラクターに寄り添ってきたファンは、それぞれの推しキャラの行く末に一喜一憂しています。例えば芥川龍之介の生死は大きな関心事で、「芥川はこのまま死んでしまうのか、それとも生き残るのか?」とSNS上で議論が盛り上がりました。

アニメ最終話で芥川が登場したシーン(吸血鬼化から元に戻った姿)に対して「芥川生存確定演出では?」「いつもの黒コートじゃない芥川新鮮!」と歓喜する声がある一方、「この後原作で芥川がどうなるか不安」という心配の声も見られます。

太宰と中也の「双黒」コンビ復活には「熱すぎる!劇場で泣いた」「原作でまた共闘してほしい」と歓迎ムードで、フョードル死亡については「物語的に当然だけど、圧倒的ラスボス感あった彼が退場すると寂しい」といった声もありました。

ファンは各キャラの運命に対して真剣そのもので、Twitterのトレンドにキャラ名が入ることも度々あります。

Cさん

考察系コンテンツの充実

文ストは実在の文豪や文学作品をモチーフにしていることから、ファンによる小ネタ考察や元ネタ解説も活発です。

例えば「フョードルの最期のセリフ《エリ、エリ、レマ・サバクタニ》は新約聖書からの引用で、彼の信念を象徴している」等の解説や、「中也が詠んだ詩(汚れちまった悲しみに)は実際の中原中也の代表作で、8周年コメントのGRANRODEOの歌詞引用とも響き合っている」など、文学的・音楽的な考察がブログやYouTubeで共有されています。

作品の世界観が深いだけに、ファンたちはストーリーの推理のみならず元ネタ探しも楽しんでおり、「文ストをきっかけに元の文豪作品を読んだ」という人も少なくありません。実際、横浜の文学館で文スト関連展示が行われたり、コラボ企画で文豪の著作が売上を伸ばすなど、ファンの考察が現実の読書にも波及しています。

Dさん

SNS上の盛り上がり

Twitter(現X)では公式アカウントが頻繁に最新情報を発信し、ファンもそれにリアクションしています。

コミック新刊発売時やアニメ放送時にはハッシュタグ「#文スト」「#bungosd」が日本だけでなく海外でもトレンド入りするほどの盛況ぶりです。

特に最終回関連の話題では「#文スト完結」が誤解からトレンドに上がったこともありましたが、「まだ完結してない!」とすぐ訂正ツイートが広まりました。

現在はむしろ「#文スト続編希望」「#文スト10周年」などポジティブなタグが多く、ファンの熱量が冷めていないことを示しています。


ファンの反応は「完結してほしくない」「物語の結末が気になるけど寂しい」という複雑な感情が入り混じっており、今後の展開を心待ちにする声が多く見られます。

『文豪ストレイドッグス』スピンオフ作品と完結状況

イメージ画像:漫画note作成

『文豪ストレイドッグス』は本編以外にも多数のスピンオフ作品や関連ストーリーが展開されています。

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作品名形式作者・作画巻数・完結状況内容・特徴
文豪ストレイドッグス(小説版)小説原作・執筆:朝霧カフカ既刊8巻(各巻完結型)「黒の時代」「55Minutes」「BEAST」「STORM BRINGER」など。本編の補完エピソード。
文豪ストレイドッグス BEAST漫画原作:朝霧カフカ/作画:星河シワス全4巻・完結芥川が主人公のパラレルワールド。実写映画化(2022年)。
文豪ストレイドッグス 外伝 綾辻行人VS京極夏彦漫画原作:朝霧カフカ全1巻・完結綾辻行人と京極夏彦による異能推理バトルの番外編。
文豪ストレイドッグス わん!4コマ漫画作画:かないねこ既刊14巻・連載中探偵社・ポートマフィアの日常を描く公式ギャグスピンオフ。2021年アニメ化。
文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳漫画原作:朝霧カフカ/作画:星河シワス全4巻・完結太宰と中也の少年時代を描く前日譚。2024年完結、舞台化も実現。
文豪ストレイドッグス 探偵社設立秘話漫画原作:朝霧カフカ/作画:安達知里第1巻発売(連載中)福沢諭吉と乱歩の出会い、探偵社創設の物語。新シリーズ。
文豪ストレイドッグス STORM BRINGER(コミカライズ)漫画原作:朝霧カフカ/作画:星河シワス第1巻発売(連載中)中也16歳の物語。「十五歳」編の続編。小説版完結済み。
文豪ストレイドッグス 公式アンソロジーアンソロジー漫画複数作家不定期刊行(継続)さまざまな作家による短編集。本編外のユーモラスな内容。
巻数:2025年10月時点

以上のように、スピンオフ作品は完結済みのものも多いですが、新たなシリーズも順次登場しています。

特に近年はスピンオフのコミカライズ展開が活発で、原作本編の合間にもファンが楽しめるコンテンツが増えています。今後の展開としては、探偵社設立秘話やストームブリンガーのコミック連載が続くほか、本編に関連する新作小説の刊行なども期待されます。

さらに作者が言及していた「新たな文豪キャラ」(ヘミングウェイやクリスティなど)が本編かスピンオフで登場する可能性もあり、ファンにとって目が離せません。

アニメ・映画・舞台など:メディア展開

イメージ画像:漫画note作成

『文豪ストレイドッグス』は漫画・小説だけでなく、アニメ・映画・舞台・ゲームなど多方面にメディアミックス展開されています。

テレビアニメシリーズ

テレビアニメシリーズは、2016年に第1期が放送開始されて以降、これまでに第5期(第5シーズン)まで制作・放送されました。

  • 第1期:2016年4~6月(全12話) – 原作序盤(孤児院編~ポートマフィア初戦まで)をアニメ化。
  • 第2期:2016年10~12月(全12話) – 「黒の時代」編および「組合(ギルド)」編をアニメ化。
  • 第3期:2019年4~6月(全12話) – 「十五歳」編序盤と「天人五衰」序盤(『死の家の鼠』編まで)をアニメ化。
  • 第4期:2023年1~3月(全13話) – 「探偵社vs五大幹部(天人五衰編の中盤)」をアニメ化。猟犬(福地ら)の襲撃や冤罪事件を描写。
  • 第5期:2023年7~9月(全11話) – 「天人五衰編」のクライマックスをアニメ化。

最終話で原作ストックをほぼ使い切ったため、物語は“未了”(未完)のまま終了しました。

アニメシリーズはbones制作による高品質な映像と迫力あるアクションで国内外にファンを増やしました。

今後のアニメ続編(第6期)について公式発表はまだありませんが、原作ストックが溜まり次第制作される可能性が高いです。

ファンの間でも期待が強く、公式からの吉報が待たれています。

劇場版アニメ『DEAD APPLE(デッドアップル)』

2018年3月に公開されたオリジナルストーリーの劇場版アニメーションです。

世界中で謎の自殺事件が多発し、異能が霧となって暴走する中、敦たちが事件の黒幕・澁澤龍彦に挑む物語で、原作者書き下ろしの新作ストーリーでした。

興行収入5億円超えのヒットを記録し、「劇場版のクオリティが高い」「澁澤という限定キャラが魅力的」と好評を得ました。

後に小説化・舞台化・コミカライズもされ、コミカライズ版『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』は全4巻で完結しています。

実写映画『文豪ストレイドッグス BEAST』

シリーズ初の実写映画化作品で、2022年1月7日に公開されました。

スピンオフ「BEAST」を原作としており、キャストは舞台版の俳優が多数続投しています。芥川役の橋本祥平さんや敦役の鳥越裕貴さんなど舞台でおなじみの顔ぶれがスクリーンに登場。

原作者・朝霧カフカ先生が脚本を書き下ろしたことでも話題になりました。実写ならではの迫力と演出でファンを魅了し、興行収入は約1億300万円を記録。

映像ソフトや配信も行われ、新規ファンの獲得にも繋がりました。

舞台版『文豪ストレイドッグス』(文ステ)

2.5次元舞台として、2017年より公演が開始されました。

  • 第1弾「文豪ストレイドッグス」(2017年12月~2018年2月) – 原作序盤を舞台化。
  • 第2弾「黒の時代」(2018年9~10月) – 太宰のポートマフィア時代を描く。
  • 第3弾「三社鼎立」(2019年6~7月) – 探偵社・ポートマフィア・組合の三つ巴を描く。
  • 第4弾「序」(2020年9月) – 探偵社設立秘話と太宰入社試験を二本立てで公演。
  • 第5弾「DEAD APPLE」(2021年4月) – 劇場版を舞台化。
  • 第6弾「太宰、中也、十五歳」(2021年10月) – スピンオフを舞台化。
  • 第7弾「STORM BRINGER」(2022年6~7月) – 小説版を舞台化。
  • 第8弾「共喰い」(2023年6~7月) – 原作「Cannibalism」編を舞台化。

第八弾が「最終章」と銘打たれ、舞台シリーズはいったん完結しました。俳優陣の再現度が高く、チケットは即完売の回も多くありました。

今後、新作やリブート公演の可能性も残されています。

ゲーム

「文豪ストレイドッグス 迷ヰ犬怪奇譚」が2017年に配信開始されました。

パズルRPG形式のスマートフォン向けゲームで、原作ストーリーを追体験できるモードや、イベント限定のIFストーリー、新規イラストなどが豊富に用意されています。

リリース以降サービスは継続中で、海外でも人気を得ています。また、舞台を元にしたリアル謎解きゲーム(横浜市内でのスタンプラリーイベント)なども開催されました。

アニメ以外の映像企画

Webラジオ番組やキャラクターソングCD、Blu-ray/DVD特典OVAなども展開されています。

特に2017年発売のコミックス第13巻限定版にはOVA「独り歩む」が付属し、ファンから好評を得ました。

2023年にはアニメ放送開始から10周年企画として、オールナイト上映会やトークショーイベントも開催されています。

今後の展開

今後のクロスメディア展開としては、まずアニメの続編(第6期)の正式発表が期待されています。原作ストックが十分に溜まれば、TVアニメ再開や劇場版第2弾の制作も予想されます。

舞台は一区切りしましたが、新エピソードの舞台化や新キャストによる再演の可能性もあります。ゲームも引き続きサービスが継続され、イベントや新要素の追加が見込まれます。

メディアミックスの成功により、『文豪ストレイドッグス』の世界は大きく広がりました。

原作漫画だけでなく、アニメ・舞台・ゲームなどから入ったファンも多く、作品全体の人気と知名度を高める結果となっています。

漫画『文豪ストレイドッグス』完結?【まとめ】

『文豪ストレイドッグス』の漫画本編は現時点で完結しておらず、物語はクライマックスへ向けて邁進中です。

最新刊第27巻までの内容を振り返ると、探偵社とポートマフィアが共闘して巨大な敵「天人五衰」を打ち破り、物語は大きな山場を迎えました。

しかし主人公・敦の試練や「白紙の本」の謎など、物語の核心部分はまだ描き切られていません

作者の朝霧カフカ先生も引き続き執筆に意欲を見せており、少なくともあと数年は連載が続く見込みです。

漫画最終巻の発売日や主要キャラの結末が気になるところですが、結末はこれから描かれることになります。

ファンにとってはヤキモキする時間かもしれませんが、その分物語を存分に味わえる期間が延びているとも言えます。

幸い、スピンオフ作品やアニメ・映画・舞台など多彩な展開がありますので、そちらを楽しみながら本編の続きに期待しましょう。

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