「灰と幻想のグリムガル」完結?打ち切り?原作小説や漫画、アニメの現在状況を解説

『灰と幻想のグリムガル』は、記憶を失った若者たちが異世界で生き抜く姿を描いた人気ファンタジー作品。

原作小説をはじめ、アニメや漫画と幅広く展開されてきましたが、最近では「完結したのか?」「打ち切りでは?」という声も聞かれます。

本記事では、原作・漫画・アニメそれぞれの現状や、シリーズの完結に関する最新情報を詳しく解説します。

目次

「灰と幻想のグリムガル」とは?

灰と幻想のグリムガル【ライトノベル】

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  • 本編ライトノベル:全22巻+短編集2冊(22巻2025年2月発売)刊行中
  • 漫画版:『月刊ガンガンJOKER』にて全3巻(全16話)で完結済み
  • アニメ版:は全12話+OVA。2016年1月〜3月に全12話が放送された

『灰と幻想のグリムガル』は、十文字青によるダークファンタジー系ライトノベルシリーズで、イラストは白井鋭利が担当。

2013年6月に第1巻がOVERLAP文庫より刊行され、2025年2月時点で本編22冊+短篇集2冊が発売中です。

物語は、記憶も特別な能力も持たない主人公たちが「グリムガル」と呼ばれる異世界に突然放り込まれ、現実的で過酷な「生きるための戦い」を強いられるところから始まります。

彼らは義勇兵として仲間たちとともに生活しながら、ゴブリンなどのモンスターと死闘を繰り返し、失敗と死を通して少しずつ成長していきます 。

シリーズの特徴として、ゲームチックな設定とは裏腹に、非常にリアルで陰影のある心理描写が重視されています。

仲間を失う悲しみやリーダーとしての責任、人間関係のもつれなど、青春群像劇としての深みもあり、「生きる」ことの重みをしんみりと描く作品です。

原作のクールな語り口に加え、水彩のように淡く美しいアニメーションも話題となり、2016年にA‑1 Picturesが制作した全12話のテレビアニメも放送されました 。

タイトルは「灰=戦死者の灰」と「幻想=この世界の辛くも美しい幻想」を重ねた意味とされ、グリムガルは“幻想と死の入り混じる世界”というニュアンスが込められていると言われています。

「灰と幻想のグリムガル」は完結?それとも打ち切り?公式発表と現状

イメージ画像:漫画note作成

ライトノベル『灰と幻想のグリムガル』は2025年現在も完結しておらず、連載が続いています。

原作者の十文字青による明確な最終回や打ち切りの公式発表はなく、最新巻(本編第22巻)が2025年2月に発売されたばかりです。

したがって、現時点で物語は終わっておらず、シリーズは継続中といえます。

ではなぜ「グリムガルは完結したのか?」「打ち切りになったのでは?」という噂が出るのでしょうか。

その背景には、アニメ版の続編が制作されていないことや、コミカライズ版が早期に終了した事実などがあります。

ファンの間で「打ち切りではないか」と心配する声が上がった理由について、まず整理してみましょう。

「打ち切り」と噂される理由

イメージ画像:漫画note作成

『灰と幻想のグリムガル』が「打ち切りになったのでは」と噂される主な理由として、以下の点が考えられます。

アニメ続編が制作されなかった

2016年冬にテレビアニメ第1期(全12話)が放送されましたが、その後第2期の情報がなく、アニメ展開が途絶えています。

人気作品にもかかわらず続編がないため、「アニメが打ち切られた」と受け取られました。

特に2016年冬アニメは競合が強力だったため、同時期の他作品に埋もれてしまった可能性があります。

実際、同クールには『この素晴らしい世界に祝福を!』(このすば)を筆頭に『暗殺教室』第2期や『GATE 自衛隊~』など評価の高い作品が揃い、話題がそちらに集中したことがグリムガルの不運だったと言われます。

同クールの大ヒット作による影響

なかでも『このすば』の大ヒットはグリムガルに影響したとも指摘されています。

異世界転生コメディであるこのすばが爆発的な人気を博し、続編も次々決定する一方、グリムガルは相対的に注目を集めにくくなったとの見方です。

作品の出来が劣っていたわけではなく、もし放送時期がずれていればもっと評価された可能性も否定できない、とファンサイトでは分析されています。

原作ストーリーのアニメ向きでない構成

グリムガル原作はスローペースで丁寧な心理描写や成長を描く作風です。

第1期の範囲では序盤のエピソードが中心で、むしろ「これから面白くなる」ところという声もあります。

アニメ化するには地味すぎる展開とも言われ、派手さに欠ける内容がアニメのヒットに不利だったとの指摘もあります。

実際、第1期放送当時も「雰囲気は良いが地味」という評価があり、続編を作る判断材料として弱かった可能性があります。

収益面(円盤売上)の問題

アニメ続編の可否は1期の収益次第という現実もあります。

一般にBD/DVD(円盤)の売上が1巻あたり3,000~4,000枚以上が続編ラインと言われます。

グリムガル第1期の円盤売上は第1巻初動でBD約3,364枚+DVD871枚、累計約5,800枚(1巻)と報じられ、平均すると5千枚前後と推測されます。

この数字は決して悪くはないものの、同時期の大ヒット組と比べるとやや見劣りし、制作委員会として続編に踏み切るには慎重になった可能性があります。

「思うように収益が上がらなかったのでは」との噂もファンの間で囁かれました。

原作者自身の当初の懸念

十文字青先生は当初「すぐ終わる(打ち切りになる)だろう」と覚悟して執筆を始めたと明かしています。

新人レーベル(オーバーラップ文庫)の創刊作品でもあり、長期シリーズになる保証はないと考えていたようです。

しかし幸運にもアニメ化が決まり、「すぐ打ち切り」という状況ではなくなったと語っています。

つまり、アニメ化がシリーズ継続の追い風になった経緯があり、打ち切りの危機は回避されたという背景があります。

「グリムガルは打ち切られたのではないか」という噂が立ちました。

しかし重要なのは、物語そのものは現在も続いており、公式に打ち切られた事実はないという点です。

原作小説(ライトノベル)の刊行状況【灰と幻想のグリムガル 小説】

灰と幻想のグリムガル【ライトノベル】

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『灰と幻想のグリムガル』原作ライトノベルは、2013年6月の第1巻刊行以来、現在まで本編22巻+短編集2巻の計24巻が刊行されています。

レーベルはオーバーラップ文庫で、著者は十文字青、イラストは白井鋭利が担当しています。

刊行ペース

第1巻は2013年6月25日に発売され、2013年内に第2巻、2014年に第3~4巻と順調に巻を重ねました。

アニメ放送時期の2016年前後まで毎年2~3冊ペースで刊行され、2018年6月発売の第13巻までで物語前半が描かれました。

その後も2018年末に14巻、2019年には14巻の短編集(14+、14++)と15巻が刊行され、2020年~2022年にかけて16~19巻が発売されています。

刊行間隔は徐々に長くなりましたが、2024年に入ってから物語が大きく動き、第20巻が2024年4月25日、第21巻が続けて5月25日に刊行されました。

直近では最新第22巻『生と死の狭間で僕らは咲いていて』が2025年2月25日に発売されています。

巻数発売日発売間隔
1巻2013年6月25日
2巻2013年11月25日5か月
3巻2014年3月25日4か月
4巻2014年7月25日4か月
5巻2015年2月25日7か月
6巻2015年10月25日8か月
7巻2015年12月25日2か月
8巻2016年3月25日3か月
9巻2016年8月25日5か月
10巻2017年3月25日7か月
11巻2017年7月25日4か月
12巻2018年3月25日8か月
13巻2018年6月25日3か月
14巻2018年12月25日6か月
15巻2019年3月25日3か月
16巻2019年6月25日3か月
17巻2019年12月25日6か月
18巻2020年7月25日7か月
19巻2021年1月25日6か月
20巻2021年10月25日9か月
21巻2022年6月25日8か月
22巻2024年4月25日22か月
23巻2024年5月25日1か月
24巻2025年2月25日9か月

物語はどこまで進んでいる?現在のストーリー進行

巻数が進むごとに世界観や登場人物も増え、特に第14巻以降は「パラノ編」と称される異世界パラノでの章に突入しました。

第20巻でそのパラノ編が一応の完結を迎え、「灰の中から生まれた冒険譚(グリムガルの物語)は大きく転換する」と公式紹介でも謳われています。

第21巻・第22巻では物語の舞台は再びグリムガル本来の世界に戻り、新たな展開が始まっています。

最新刊22巻では主人公ハルヒロのかつての戦友だった人物が敵として再登場するなど、クライマックスに向けた盛り上がりを見せています。

短編集は本編とどう関係する?立ち位置を整理

本編とは別に、短編集エピソードを収録した「14+」「14++」の2冊が2019年に刊行されています。

これらは14巻と15巻の合間に発行され、各キャラクターの視点で綴られた番外編的ストーリーが収録されています。

短編集も巻数にカウントされていますが、本編の連番とは独立しているため、本編のナンバリング上は最新が22巻となります。

シリーズは完結する予定?作者の発言から予測

現在公式には最終巻の予定は発表されていません。

実は著者の十文字先生はかつて「20巻くらいで物語を畳むことも考えた」そうですが、途中で「グリムガルを終わらせない新たなアイディア」を思いつき、物語を継続させる決断をしました。

編集担当も若い世代に交代し、そのアイディアに賛同してくれたことで、シリーズ継続が正式に決まった経緯があります。

このため「何巻まで続くか現時点ではわからない」というのが正直なところだと著者自身が述べています。

2024年には「内容的な事情で次の2冊(=20巻と21巻)をできるだけ間を空けず刊行する」と語られており、実際に20巻・21巻が連続刊行されました。

今後も物語の展開に応じて柔軟に巻数が追加されていくものと思われます。

最新刊と次巻の予定情報(発売日・構想)

最新22巻までで物語は大きく動いていますが、物語の完結はまだ見えていません。

十文字先生自身、「グリムガルもまだまだ続く予定なので、これからもしがみついてゆきます」と2023年にコメントしており、少なくともあと数巻以上は続刊が予定されていると考えて良いでしょう。

公式サイトでも「グリムガルはこれからも続く」と明言されています。

原作小説『灰と幻想のグリムガル』は完結しておらず現在も連載中であり、近い将来に最終巻が出るという公式情報もありません。

ファンとしては引き続き新刊の発売を楽しみに待てる状況です。

漫画版の連載状況と完結【灰と幻想のグリムガル 漫画】

灰と幻想のグリムガル【漫画】

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『灰と幻想のグリムガル』のコミカライズ(漫画版)は、2015年5月からスクウェア・エニックスの月刊「ガンガンJOKER」で連載されました。

原作:十文字青、作画:奥橋睦、キャラクター原案:白井鋭利という体制で、アニメ放送とほぼ同時期にメディアミックス展開された形です。

コミックス単行本は全3巻で完結しています。

単行本の巻数と連載の終了時期

漫画版の連載期間は2015年5月号から2016年7月号までと報じられており、およそ1年ちょっとで完結となりました。

単行本も第1巻が2015年12月25日、第2巻が2016年3月22日、第3巻(最終巻)が2016年8月22日に発売されています。

最終巻の帯や各種情報でも「第3巻(完)」と明記されており、全3巻で漫画版は終了しています。

スクウェア・エニックス公式のコミックス紹介でも「全3巻」と記載されています。

漫画はどこまで描かれている?アニメや小説との違い

コミカライズ版は基本的に原作小説の序盤(ハルヒロたち義勇兵団見習いがゴブリンと戦い、仲間の死を経験するくだり)を中心に描いたものです。

第3巻までで、アニメ第1期とほぼ同じ範囲(原作小説の1~2巻程度の内容)を消化したところで終わっています。

実質的に原作序章のコミカライズといえるでしょう。

第3巻のラストは、アニメ終盤と同様にある区切りの良い場面で締めくくられており、漫画オリジナルの結末というよりは「続きは小説で」という形になっています。

このため、物語全体を漫画で完結させたわけではなく、途中までのエピソードをコミカライズして終了したという位置付けです。

自然完結か、それとも打ち切りか?

イメージ画像:漫画note作成

漫画版が3巻で終わったことについて、一部では「人気が出ず打ち切りになったのではないか」という憶測もあります。

確かに、一般的なコミカライズは人気があれば続巻が出ますが、グリムガルはアニメ放送終了と同時期に漫画連載も終了しており、タイミング的にプロモーション企画の一環だった可能性が高いです。

売上面を見ると、漫画第1巻の売上は推定3万部に届かない程度とされ、コミックスとして爆発的ヒットとは言えない数字でした。

このため出版社側が続刊を見送った(=事実上打ち切り)可能性もあります。

しかし公式には「第3巻で完結」とされており、あくまで予定された範囲内で完了した企画だったとも考えられます。

その他に存在する漫画展開(外伝・スピンオフなど)

なお、アニメ公式サイトではスピンオフ4コマ漫画『灰と幻想のグリムガル異聞』が配信されていました。

こちらは原案:十文字青、漫画:奥橋睦で、ゴブリンを主人公にしたパロディ4コマです。

2016年1月から毎週テレビ放送後に更新されていたもので、本編とは異なるコミカルな内容でした。

単行本化はされておらず、現在は公式サイトのアーカイブ等で閲覧可能なようです。

このように漫画版は本編コミカライズ3巻+公式4コマという形で展開され、現在新たな漫画連載は行われていません。

まとめると、漫画版『灰と幻想のグリムガル』は全3巻で完結済みです。

物語のすべてを描いたわけではなく序盤のみのコミカライズでしたが、「打ち切り」というよりはアニメ化に合わせた短期集中展開だったと言えます。

原作の続きが気になる場合は小説版を読む必要があるでしょう。

コミックス最終巻発売から既に年月が経っており、漫画版の続編や再コミカライズの情報も現在のところありません

アニメ版の展開と続編の可能性

テレビアニメ『灰と幻想のグリムガル』は2016年1月から3月まで放送されました。

全12話構成で、原作小説第2巻辺りまでの内容を映像化しています。

アニメーション制作はA-1 Pictures、監督・シリーズ構成は中村亮介氏、音楽は (K)NoW_NAME が担当し、美しい背景美術や独特の空気感が高く評価されました。

アニメ第1期の放送と反響

アニメ化は2015年10月に発表され、翌2016年冬クール(1月11日~3月28日)にTOKYO MXほかで放送されました。

異世界ファンタジーでありながら生々しい戦闘や仲間の死と向き合う重厚なストーリーが話題を呼び、「なろう系異世界もの」と一線を画す作品として注目されました。

特に第4話で主要キャラが死亡する展開は大きな衝撃を与え、SNS上でもトレンドになるなど話題になりました。

また、挿入歌を多用した演出も特徴で、毎話エンディング曲が異なるという凝った試みがなされました。

音楽を手掛けた (K)NoW_NAME の楽曲は物語の雰囲気にマッチし、サウンドトラックCDがリリースされるなど好評を博しました。

第2期はなぜ制作されなかった?

イメージ画像:漫画note作成

残念ながら、テレビアニメ第2期(続編)は2025年6月現在も制作・放送されていません。

公式からも続編に関する発表は一切なく、ファンとしてはもどかしい状況が続いています。

前述のとおり、第1期放送後に競合作品の影響や円盤売上の伸び悩みがあり、制作委員会が続編を見送ったと見られます。

Yahoo!知恵袋などでも「なぜグリムガルは2期をやらないのか?」という質問が出るほどで、その回答でも「円盤売上やタイミングの問題で続編が難しい」と指摘されています。

つまり、アニメとしては一旦区切りが付いた状態(事実上の終了)になっています。

公式のコメント

アニメ続編について公式から明確なコメントはありません。

イベント等でも第2期に触れられたことはなく、製作委員会が解散している可能性もあります。

ただし、2019年にTV放送の再放送や新作ドラマCD付き音楽BOXが発売されるなど、完全に忘れられたわけではありません。

2019年3月にはBS11でアニメ再放送が行われ、最終回放送時に公式Twitterが実況ツイートをするなど、一時的に話題が復活しました。

また2019年1月には「CD-BOX2 Grimgar, Ashes and Illusions “ENCORE”」が発売され、新規書き下ろしのドラマCD(約90分、十文字青×中村亮介による脚本)と新録の楽曲が収録されました。

このドラマCDはアニメのアフターストーリー的な内容で、ハルヒロたちのその後を描いたものとしてファンに好評でした。

こうした展開から、制作側も全くグリムガルを放置しているわけではないことがうかがえます。

第2期が制作される可能性は?

現状では公式に第2期の予定はありませんが、可能性が完全にゼロとも言い切れません。

理由の一つは、原作小説のストックが十分にあることです。第1期が小説2巻相当だったのに対し、既に本編22巻まで物語が進行しています。

仮に続編を作る場合、原作の人気エピソードやクライマックスを映像化できる材料が豊富にあるわけです。

また近年、完結後のシリーズや長期間続編が途絶えていた作品がファンの後押しで続編アニメ化する例も増えています(例:『魔法科高校の劣等生』や『デュラララ!!』など)。

グリムガルも熱心なファンが国内外に存在し、ネット上で「ぜひ続編を見たい」「トップクラスの異世界作品」との声も根強くあります。

十文字先生自身、海外からも「まだ終わってほしくない」という声が届いたと述べており、そうした支持がいずれ形になる可能性も否定できません。

続編実現に向けた課題

もっとも、続編実現には課題もあります。アニメ1期の制作スタッフ(特に中村亮介監督)の独特な演出が作品の魅力でしたが、同じスタッフを再集結できるか不明です。

また物語が進むにつれスケールが大きくなり、映像化するには予算と尺の確保が難しくなるとも考えられます。

仮に第2期を制作するとしても、1クールでは収まりきらない可能性が高く、思い切って再構成したり劇場版など別媒体で展開する方が適しているという判断もありえます。

現時点では「公式発表なし=続編未定」ですが、ファンの期待は途切れていません。

原作の進行次第では、節目(例えば最終巻刊行やシリーズ10周年記念など)に合わせて何らかのプロジェクトが再始動する可能性もあります。

実際、オーバーラップ文庫10周年(2023年)には著者の記念コメントで「グリムガルもまだまだ続く予定」と力強い言葉が寄せられました。

当面は原作小説で物語を追いかけつつ、続編アニメの発表を気長に待つのが現実的と言えるでしょう。

原作者・十文字青の最新活動とコメント

イメージ画像:漫画note作成

原作者・十文字青(じゅうもんじ あお)先生は、ライトノベル作家として精力的に活動されています。

『灰と幻想のグリムガル』は十文字先生にとっても代表作であり、「この十年は僕にとってグリムガルと共にあった十年」と語るほど思い入れの深い作品です。

ここでは、十文字先生のグリムガルに関する主な発言と、近年の創作活動についてまとめます。

「グリムガル」は何巻で完結予定?過去の構想を紹介

前述したように十文字先生は、執筆開始当初からグリムガルについて「長い物語になるだろうが、すぐ打ち切りになるだろうとも思っていた」と振り返っています。

オーバーラップ文庫創刊時の先陣を切る作品として、ヒット作が出るまでの繋ぎになれれば御の字という心持ちだったようです。

しかし予想に反してアニメ化まで漕ぎ着けたことで「すぐ打ち切り」という状況ではなくなったと述べています。

アニメ放送後、シリーズが長期化する中で「20巻くらいで終わりかな」と一度は終わらせ方を考えたとも明かしました。

出版社側も当時は「そろそろ終わらせてもいいんじゃないか」という空気があったそうですが、先生自身が悩んだ末に「やはり終わらせたくない」と考え直したといいます。


特に 「仕事として考えれば終わらせた方が楽だが、小説としてそれが最善なのか」「読者にとってそれでいいのか」と自問し、最終的に「グリムガルを終わらせないアイディア」を思いついてしまったと語っています。

そのアイディアは自身にとっても「きっと楽しいもの」だったようで、ちょうど編集担当が若手に代わったタイミングで相談したところ「それでいこう」と賛同を得られたとのこと。

イラスト担当の白井鋭利氏も不定期連載にも関わらず「まだ描いてくれるようです」と記し、制作陣の理解も得てシリーズ続行が決定しました。

この経緯から、十文字先生は「何巻まで続くかわからない」という境地に至ったわけです。

十文字青先生の近年の活動(他作品・SNS発信など)

グリムガル執筆と並行して、十文字先生は他作品の執筆にも取り組んでいます。

もともと多作な作家であり、デビュー作『薔薇のマリア』(角川スニーカー文庫、全21巻+外伝6巻)をはじめ多数のシリーズを執筆してきました。

グリムガル連載中の2014年にはオーバーラップ文庫で『大英雄が無職で何が悪い』(Web小説原作、自身による加筆)を開始し3巻刊行。

2015年前後にはSound Horizonの楽曲を小説化する『Elysion』『Roman』シリーズ(全各2巻)も手がけています。

直近では、2022年以降に新シリーズを複数立ち上げています。

  • 『恋は暗黒。』(MF文庫J):2022年8月から刊行のダークファンタジーラブコメ(既刊3巻)
  • 『いのちの食べ方』(MF文庫J):人気アーティストEve氏原案のメディアミックス作品(既刊5巻)
  • 『第四大戦』:電子発の戦記小説として2020年から連載(書籍版2巻刊行)
  • 『戦国涅槃』(ダンガン文庫):2025年1月刊行の歴史ファンタジー

このように十文字先生はグリムガル以外にも複数の執筆プロジェクトを抱えており、多忙な日々を送っています。

その中でグリムガルは不定期刊行となり、2019年以降は年1冊ペースに減速した時期もありました。

ファンからすると「他の作品を書いているからグリムガルが疎かになっているのでは」という不安もあったかもしれません。

しかし前述の通り、作者本人はグリムガルに強い愛着を持っており、「まだまだ続く」と明言しています。

実際、2024年には2冊連続刊行という形で本編ストーリーを加速させ、ファンを喜ばせました。

この背景には「日本だけでなく海外からも『続きが読みたい』『終わってほしくない』という声が届いた」ことも影響しているようです。

十文字先生は「他人の期待に応えることをあまり思わない作家」と自己評価しつつも、グリムガルに関しては「それに値する小説なのだろう」と読者の熱意を感じ取っています。

読者の声に背中を押されつつ、自分自身も楽しめる展開を模索して物語を紡ぎ続けているのが現在の状況です。

出版社(オーバーラップ文庫)との関係

十文字先生は「オーバーラップ文庫がなくなったら僕は生きてゆけない。一蓮托生です」とまで語り、出版社と運命を共にする覚悟を示しています。

オーバーラップ文庫にとってもグリムガルは看板作品の一つであり、レーベル10周年記念サイトでは先生のコメントが真っ先に掲載されました。

このように固い信頼関係のもと、今後も作者・レーベル一体となってグリムガルの物語が続いていくと思われます。

十文字青先生はグリムガルを完結させる気はまだなく、むしろ新たな展開に意欲を示していることが分かります。

並行して他作品も手掛ける多忙な状況ではありますが、それらの経験もまたグリムガル執筆にフィードバックされ、作品世界がより深みを増していくことでしょう。

「小説・漫画・アニメ」の人気や評価・口コミ

『灰と幻想のグリムガル』は小説・漫画・アニメと多方面に展開されましたが、その売上や人気の推移は媒体ごとに異なります。また、作品に対するレビューや評価も賛否含めて様々です。

公表されている客観的なデータや受賞歴、ファンの評価などを紹介します。

ライトノベル(小説)の人気や評価

イメージ画像:漫画note作成

ライトノベル版『灰と幻想のグリムガル』は、2017年3月時点でシリーズ累計発行部数が約70万部に達し、その後電子版を含め120万部を突破しています。

120万部突破は公式にアナウンスされており、刊行巻数(本編22巻+短編集2巻)から考えると、一巻あたり平均5万部前後と推定されます。

特に第1巻はアニメ化の影響もあり約5万部の売上を記録し、シリーズ中で最も売れた巻とされます。

以降の巻も安定した売上を維持していますが、刊行が進むにつれて新規読者の参入が減るのは一般的な傾向であり、10巻時点での70万部という数字からも、「大ヒット作」とまではいかないものの、中堅クラスの人気シリーズであることがわかります。

ランキング・受賞歴

  • 2014年:「このライトノベルがすごい!(宝島社)」作品部門にランクイン
  • 第3回ラノベ好き書店員大賞:第4位を獲得

書店員からの支持が高く、派手さよりも内容の充実度と完成度が評価された形です。

また、2016年にはイラストレーター・白井鋭利氏の画集発売に関連して、ニュースサイトなどで「現実主義の異世界ファンタジー」として本作が紹介されるなど、業界内での注目度も見られました。

読者の口コミ(高評価ポイント)

読者からの口コミレビューでは、以下のような好意的な評価が目立ちます。

  • 「ハードでダークな世界観に引き込まれた」
  • 「異世界ものなのにリアリティがある」
  • 「登場人物の苦悩や心理描写が深く、感情移入できる」
  • 「キャラクターの一人称視点による内面描写が没入感を高めている」

また、イラスト・挿絵の評価も非常に高く、白井鋭利氏の描く繊細なキャラクターデザインや幻想的な背景が、「小説を読み進めるモチベーションになっている」という声もあります。

総じて、本作は「地に足の着いた異世界ファンタジー」として、コア層から強い支持を集めている作品です。

読者の口コミ(低評価ポイント)

一方で、以下のような批判的な意見も存在します。

  • 「巻を追うごとにストーリーが迷走している」
  • 「説明不足で方向性が見えず、主人公の内省が長すぎてテンポが悪い」
  • 「異世界パラノ編の急展開についていけない」
  • 「コミカルキャラの言動が不快に感じる」

このように、物語の構成やキャラ描写において好き嫌いが分かれやすい点が低評価に繋がっているようです。

全体としては、万人向けの王道作品ではなく、やや玄人向けの要素が強いため、ライト層にはやや地味に映る可能性があります。

漫画版の人気や評価

イメージ画像:漫画note作成

漫画版は全3巻で完結しています。売上的には第1巻の推定累計が3万部未満とされ、市場的には大ヒットとはなりませんでした。

ただしアニメ化と並行した刊行だったため、漫画版から入った層よりも、アニメ視聴→原作小説へと進む読者の方が多かったとも考えられます。

漫画最終巻発売後は新展開がないため、現状でコミック売上が伸びる機会は少ないですが、全3巻セット販売などで細く長く売れ続けている可能性もあります。

漫画版の口コミ

漫画版そのものの評価としては、作画のクオリティやストーリー展開について概ね好評です。

奥橋睦先生の描くキャラクターは原作イラストの雰囲気を忠実に再現しており、戦闘シーンも迫力があると評判です。

読者の中には「漫画版でグリムガルに興味を持ち、小説を読み始めた」という声もあり、メディアミックスとしての導入役はしっかり果たしたといえます。

ただし全3巻というボリュームの少なさから、「物足りない」「続きが読みたかった」という感想も散見されます。

どうしても物語の序盤しか描かれていないため、クライマックスや本格展開を期待した読者にはやや肩透かし感があったかもしれません。

現在では入手困難な巻もなく、電子書籍でも容易に読めるため、アニメ第1期のストーリーを手軽に追体験する媒体として、一定の価値を保ち続けています。

アニメ版の人気や評価

イメージ画像:漫画note作成

アニメ『灰と幻想のグリムガル』第1期のBlu-ray/DVDは全6巻構成で発売されました。

第1巻の初動売上は合計約5,779枚(Blu-ray 約3,364枚+DVD 約871枚)とされ、累計ではBlu-rayが約4,900枚に達したと報じられています。

その後の巻では徐々に売上が減少したと見られ、シリーズ平均では約4,000~5,000枚前後と推測されています。

この数字は当時の続編判断ライン(3,000~4,000枚)には到達しているものの、大ヒットとまでは言えない「中間ライン」です。

なお、円盤の特典には新作OVA「第2.5話『漂流者の宴』」も収録されましたが、特典効果によって売上が大きく跳ね上がることはありませんでした。

とはいえ、グリムガルは海外配信・サントラCD・グッズ販売など複合的な展開が行われており、円盤単体で全体の成功・失敗を語るのは難しい側面があります。

アニメ版の口コミや海外配信

グリムガルは英語タイトル “Grimgar, Ashes and Illusions” としてCrunchyrollなどを通じて海外配信も行われました。

海外アニメレビューサイト MyAnimeList では平均スコア7.5前後をキープしており、ニッチだが熱烈な支持を受けた作品となっています。

日本国内では、地上波放送(TOKYO MXなど)時の視聴率こそ目立たなかったものの、放送終了後にじわじわとファンを増やす「スルメ系アニメ」として認知されました。

特にアニメ専門の配信サービスで何度も繰り返し視聴する熱心なファン層が存在し、
気がつけば何度も見返している」「静かに沁みる名作」といった声も少なくありません。

アニメ版から原作小説に興味を持ったという新規読者も多く、販促媒体としての役割は十分に果たしたと言えるでしょう。

『灰と幻想のグリムガル』はメガヒットではないものの堅実な人気を築いた作品と言えます。

ライトノベル市場では中堅上位クラス、アニメも一部ファンに強く支持され、長く愛されているタイトルです。

作品の評価ポイントも「リアルで渋い作風」を好むかどうかで大きく分かれるため、派手さより味わいを重視するファンタジーファンに刺さる作品と言えるでしょう。

グリムガルの今後|続編・スピンオフの可能性とファンの期待

イメージ画像:漫画note作成

『灰と幻想のグリムガル』の原作・漫画・アニメ各展開の現状を踏まえると、現在進行形で動いているのは原作小説のみです。

漫画版は完結済み、アニメも第1期のみで続編の公式発表はありません。

しかしながら、シリーズが継続している限り、今後のメディア展開の可能性がゼロとは言えません。ここではいくつかの観点から、将来に期待できるポイントを考察します。

原作小説はどう進んでいく?完結までの展望

十文字青先生のコメント通り、グリムガル本編はまだ続く予定です。

物語としてはクライマックスに向けて盛り上がりつつありますが、明確な完結予告が出ていない以上、あと数巻以上は物語が綴られるでしょう。

今後、大きな節目として考えられるのは「シリーズの完結」そのものです。

仮に将来、最終巻刊行が決まった場合には出版社やメディアミックス展開側も何らかの記念企画を打つ可能性があります。

特装版の発売や記念PV公開、過去アニメの再配信などが考えられ、ひょっとすると完結記念に合わせてアニメ続編やOVA化といったサプライズが用意されるかもしれません(あくまで期待です)。

またシリーズ10周年(2023年)は既に過ぎましたが、その際は文庫レーベル全体の10周年企画に組み込まれる形でコメント発表のみでした。

次は15周年(2028年前後)や累計発行部数○○万部突破などのタイミングで何かイベントや発表があるか注目されます。

アニメ続編やリブートはある?制作の可能性を考察

アニメ第1期から既に9年以上が経過し、新規に第2期を制作するハードルは高いと言えます。

しかし近年は「続編まで10年」や「完結後のリバイバル」といった動きも珍しくなくなっています。

グリムガルの場合、原作ストックが豊富であること、海外含めカルト的な人気があることが強みです。

一度離れたファンも、原作が完結するとなればもう一度注目するでしょうし、新世代のファン獲得も見込めます。

可能性の一つとして、アニメ第1期の総集編や再編集版(あるいは劇場版総集編)を制作し、新規ファンにアピールしてから満を持して第2期という流れも考えられます。

またはNetflixなど配信プラットフォーム資本でのシリーズ再アニメ化(最初から作り直す)というケースも、昨今の流れとしてあり得ます。

いずれにせよ、公式が続編制作に前向きになるだけの盛り上がり(原作販売部数の跳ね上がりなど)が鍵でしょう。

ファン有志の間では署名運動やSNSでの継続アピールも行われており、引き続き働きかけが続いています。

スピンオフやメディア展開の可能性

現時点で小説の外伝シリーズやスピンオフ作品は存在しません。十文字先生はまず本編を書くことに注力しており、短編集も本編の補完という位置付けでした。

今後、本編が一区切りついた際に外伝エピソード(例えば他キャラクター視点の物語や、過去編・後日譚など)の刊行の可能性はあります。

世界観がしっかりしているだけに、スピンオフ小説や短編のネタは豊富でしょう。

また、メディアミックスとしてはゲーム展開もかつて行われました。

2016年3月にGREEよりスマホゲーム『灰と幻想のグリムガル -New Order-』が配信されましたが、こちらはサービスが長続きしなかったようで現在はプレイできません。

今後再びゲーム化するなら、原作の物語を追体験できるRPGなどが考えられます。

最近の例では他の人気ラノベ作品がスマホゲームで新作ストーリーを展開するケースもあり、グリムガルも原作者監修のもとゲームで別視点の物語を描くといった可能性もゼロではありません。

SNSやレビューから見るファンの声・期待感

イメージ画像:漫画note作成

ファンコミュニティでは常に「続きが見たい」「アニメ第2期を!」という声が上がり続けています。

特に物語後半で盛り上がる展開(例:17巻以降のクライマックス級のエピソード)を知る原作ファンからは「ここまで映像化しないのは惜しい」との声も強いです。

また「いつかグリムガルTRPG(テーブルトークRPG)を公式展開してほしい」「VRゲームでグリムガルの世界を体験したい」といったユニークな要望も見られます。

元々“異世界で生きる”というコンセプトゆえゲームとの親和性は高く、ファンメイドの創作なども盛んです。

公式が動かない間も同人小説やイラスト、コスプレなどファンによる二次創作が静かに広がっている点は、グリムガルの世界観がそれだけ支持されている証でしょう。

作者のやる気や制作意欲について

十文字先生は「長いシリーズを続けるだけでも大変」と述べつつ、それでも続ける決意を示しています。

今後物語を完結させる際には、先生のことですからきちんとした形でエンディングを描いてくれるはずです。

その時には、おそらくファンは大いに盛り上がり、完結後企画なども出てくるでしょう。

先生自身も「20周年、30周年を祝いたい」と語っているように、可能な限りグリムガルの世界を書き続ける意欲があるようです。

ファンとしてはその言葉を信じ、末永く応援を続けていきたいところです。

漫画全巻を無料で読めるサイトやアプリはある?

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まとめ

『灰と幻想のグリムガル』は現在進行形で物語が展開中であり、決して打ち切りで終わった作品ではありません。

ライトノベル原作が物語の核であり続け、その上でアニメや漫画といった媒体が一時的に展開・終了したに過ぎません。

公式からの情報発信は少ないものの、シリーズは着実に歩みを進めているのです。

今後も最新刊の動向や関連ニュースをチェックしながら、ハルヒロたち義勇兵の冒険の行方を見守っていきましょう。

そしていつの日か、再びアニメや他の形で彼らに会えることを期待して――ファンはこれからもグリムガルの世界に思いを馳せ続けることでしょう。

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