「ぬらりひょんの棲む家」は完結しているのか? ホラーとサスペンスが交錯する人気漫画『ぬらりひょんの棲む家』について、物語の結末や完結状況が気になっている方も多いでしょう。
本記事では、作品の基本情報から詳しいあらすじ(ネタバレ含む)、主要キャラクターの関係性、最終巻・最終話の内容と結末、そして未回収の伏線や読者の考察、続編やスピンオフの可能性、作者の最新情報、作品の評価や類似作品、入手方法までを徹底解説します。
ぬらりひょんの棲む家とは?
『ぬらりひょんの棲む家』(ぬらりひょんのすむいえ)は、大城密(おおしろ ひそか)による青年向けコミック作品です。
元々はスマートフォン向けアプリ「peep(ピープ)」で2018年7月に配信開始されたチャットノベル形式のホラー小説が原作で、SNS上で「胸にくる」「どんでん返しがすごい」と話題を呼び人気となりました。
その原作小説を基にコミカライズされたのが本作の漫画版で、ジャンルはサスペンス・ホラーに分類されます。ターゲットは青年漫画読者で、家族を巡る狂気と謎解きを描いたダークな物語です。
作者(原作・漫画)
原作小説・脚本は大城密(おおしろ ひそか)氏、漫画作画は羅風龍(らふう りゅう)氏が担当しています。
コミカライズ制作にはサイドランチやtaskey STUDIOといった制作チームも関わっています。
作者の大城密さんはホラーやサスペンスを得意とする作家で、現実の社会問題や人間心理を題材にした作品が特徴です。他の代表作に『復讐の同窓会』や『渦神 分裂増殖人間』など多数の作品があります。
連載媒体・出版社
漫画版『ぬらりひょんの棲む家』は、スマホ向けマンガアプリ「peep Comics」で連載されました。
出版社はtaskey株式会社で、電子コミックレーベル「サイコワコミック(peep Comics)」から配信されています。もともとアプリで毎週更新される形態でしたが、後に単行本版(電子書籍)としてまとめられています。
発表時期
原作ノベル版は2018年から配信。漫画版はアプリでの連載開始時期は正確には明示されていませんが、2020年頃までにはSNS等で大きな話題となり人気が急上昇しました。
その後、漫画版は2023年から2025年にかけて単行本版(電子コミックス)全8巻が刊行されています。
メディア展開
本作はその人気を受けて映像化(実写ドラマ化)もされています。
2020年9月には、動画とテキストを組み合わせたスマホ向け短編ドラマ「シネマコンテンツ」としてアプリ「peep」内で公開され、主演に長江崚行さん、田山涼成さん(沼尻役)らを起用したショートドラマ版が配信されました。
さらに2024年8月には、映像制作チーム「こねこフィルム」による縦型ショートドラマがアプリ「SWIPEDRAMA」で公開決定し、TKO木下隆行さんが沼尻役を怪演するなど再度実写化が発表されています。
原作者の大城密さんも「文章だけでも嫌なこの作品が完全実写化なんて!」とコメントし、原作以上の嫌悪感とドキドキが味わえる出来になっていると太鼓判を押しています。
漫画『ぬらりひょんの棲む家』は完結している?
結論から言えば、漫画版『ぬらりひょんの棲む家』は現時点では完結していません。
単行本版(電子コミック)は8巻まで発売中で、第43話~第48話収録されています。2025年8月2日(コミックシーモア)で発売された第8巻が最新刊であり、現在もpeepで連載が続いています。
原作ノベル版は完結済み
なお、原作となったノベル版『ぬらりひょんの棲む家』は完結済みです。
原作小説はアプリ「peep」で配信された後、最終章にあたる『ぬらりひょんの棲む家FINAL』というタイトルのノベルが電子書籍化されており、2021年9月に発売されています。
この『FINAL』篇(全666ページに及ぶ大長編)で物語はシリーズ完全完結を迎えました。
原作ノベル版ではラストまで描かれており、その内容は後述する最終の展開にも対応しています。
つまり、原作小説は最後まで描き切られており未完ではありません。連載中で結末が不明…という心配はなく、漫画版も最終回まで辿り着けますのでご安心ください。
最新話・最新刊は?漫画版の発売状況
『ぬらりひょんの棲む家』漫画版の現状を整理すると、「連載としては続いている」一方で、「単行本の配信状況はストアごとに違う」ために読者が混乱しやすい状況です。
連載(公式アプリ peep)
- 公式の連載は原作アプリ 「peep」 で配信中。
- 2025年9月時点の最新話は第56話が公開されており、漫画版はまだ完結していません。
- つまり「物語の進行=連載基準」では、連載継続中と考えるのが正しいです。
単行本(コミックス版)
- コミックシーモア
- 2025年8月2日に【単行本版】第8巻(第43話~第48話収録)を配信開始。最新刊まで読めます。
- Amazon(Kindle)、楽天Kobo、BOOK☆WALKER、ブックライブ
- いずれもまだ 第7巻までのラインナップしか配信されておらず、「全7巻」と表示されています。
混乱の原因
- 媒体差
- 原作ノベル(チャットノベル版)はすでに「FINAL」まで描かれて完結済み。
- 一方、漫画版は「連載中」で最新56話まで公開。この違いがまず大きな混乱要因です。
- 配信タイミング差
- シーモアは出版社 taskey 系タイトルの先行配信が多く、いち早く8巻が読める。
- そのほかのストアはまだ更新されておらず、7巻で止まって見える。
- ストアの完結表記
- 電子書店の「完結」タグは、そのストアで配信済みの巻が揃った時点で付くケースがあります。
- そのため他店に先行巻があっても、「完結済み」と表示されてしまうことがあり、余計に誤解を生んでいます。
現時点での正しい認識(2025年9月時点)
- 連載(peep基準):第56話まで更新済み、物語は続いている。
- 単行本(コミックス):
- コミックシーモア → 8巻まで配信中。
- Amazon/楽天Kobo/BOOK☆WALKER → 7巻までしか反映されていない。
- ノベル原作:すでに「FINAL」まで描かれて完全完結。
物語のあらすじ(序盤〜終盤)【※ネタバレ注意】
ここからは『ぬらりひょんの棲む家』の物語展開を、序盤・中盤・終盤に分けて詳しく紹介します。物語の核心部分までネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
序盤のあらすじ:実家に巣食う謎の夫婦

主人公の小山田和宏(おやまだ かずひろ)は、不眠症による体調不良に悩む大学生です。夏休みを利用して療養するため、久しぶりに田舎の実家へ帰省します。
しかし実家に着いた和宏を待っていたのは、異様な光景でした。本来いるはずの祖父母の姿が見当たらず、代わりに見知らぬ中年男とその妻らしき女が家に居座っていたのです。
和宏は両親(父・義男と母・加奈子)に「祖父母はどこに行ったのか?」と尋ねますが、両親はどこか落ち着かない様子で不審な反応を示し、明確に答えようとしません。
妹の美月(みづき)も怯えた様子で、この家には何かがおかしい…。違和感を覚えた和宏は、家の中で起きている異変の正体を探ろうと動き始めます。
“ぬらりひょん”の正体
やがて和宏は、実家に居座るその見知らぬ中年夫婦こそが家族の異変の原因であると気づきます。
中年男の名前は沼尻 哲郎(ぬまじり てつろう)、そして妻は飯塚 祥子(いいづか しょうこ)。
沼尻は薄汚れた作業着姿で不気味な風貌をしており、まるで妖怪の「ぬらりひょん」が取り憑いたかのような存在感を放つ人物です。実際、和宏はその男を内心「ぬらりひょん」と呼んで警戒しています。
この沼尻と祥子は、いつの間にか小山田家に上がり込み、祖父母がいない隙に家族を支配していました。両親は彼らに従順に振る舞い、まるで洗脳されたかのように言いなりです。
妹の美月も二人に怯えて萎縮しています。沼尻夫妻は小山田家に居座り、好き勝手に振る舞っており、その様子はまさに家主気取り。
「ぬらりひょん」という妖怪は夕暮れ時に他人の家へ上がり込んで茶を飲み、自分の家のように振る舞うという伝承がありますが、沼尻夫妻はまさに“現代のぬらりひょん”のように小山田家に棲みついていたのです。
和宏の決意とさらなる謎
和宏はこの異常事態に困惑しつつも、家族を救うため沼尻たちに立ち向かおうと決意します。両親や妹を守るため、なんとか沼尻夫婦を追い出し、事態を解決しようと動き出すのです。
しかし、この時点では和宏自身もまだ知らなかったのです。この家族の異変の真の正体、つまり黒幕の存在に、彼自身が深く関わっていることを……。
中盤のあらすじ:明かされる黒幕の正体と和宏の狂気

物語が進むにつれ、徐々にこの異常な家族崩壊劇の裏に隠された真実が明らかになっていきます。和宏は懸命に家族を守ろうと奔走しますが、その過程で次々と衝撃的な事実が浮かび上がります。
実は、沼尻と祥子という謎の夫婦による家族支配は、偶発的な事件ではありませんでした。すべては和宏自身が仕組んだ計画だったのです。
全ての黒幕は和宏だった
驚くべきことに、全ての黒幕は他でもない主人公・和宏でした。和宏は一見気弱で心優しい青年に見えていましたが、その内面は常軌を逸した狂気に満ちていました。
彼は実の妹・美月に対して異常なまでの執着心を抱いており、美月と二人きりで暮らすことを究極の目的としていたのです。いわゆる近親愛(禁断の愛)による歪んだ独占欲が、和宏を狂わせていました。
和宏の野望を実現する上で障害となるのが、他ならぬ自分たちの家族でした。両親や祖父母がいる限り、美月を自分だけのものにすることはできない…。
そこで和宏は恐るべき計画を立てます。家族を破滅させる」ことです。和宏は大学で心理学を専攻しており、その知識も駆使して周到な犯行計画を練りました。
協力者・沼尻と祥子
まず和宏は、祖父母を実家から排除することから始めました。
詳細は語られていませんが、祖父母は何らかの形で姿を消しており(殺害された可能性も示唆されています)、和宏の帰郷時にはすでに不在でした。
次に和宏は、沼尻哲郎と飯塚祥子という二人の協力者を雇います。
沼尻は「家に棲みついて家族を洗脳する」という役割を担い、祥子もその手助けをすることで小山田家の崩壊を演出しました。
沼尻と祥子は和宏の差し金で小山田家に侵入し、祖父母の不在につけこんで両親を支配下に置きました。両親への洗脳・虐待が行われ、家族は崩壊状態に陥ります。
それもこれも全て、和宏が裏で糸を引いていた結果でした。
和宏は自身は被害者の立場を装いながら、裏側では「沼尻たちに家族を壊させ、祖父母の財産を横取りさせる」という筋書きを描いていたのです。
まさに家族崩壊を狙った狂気のサイコパスであり、どんな手段でも取る冷酷さを備えていました。
和宏の狂気と美月への執着
この衝撃の真相が明らかになる中盤以降、物語はさらにダークさを増していきます。和宏の異常性はエスカレートし、家族のみならず外部の人間にも魔の手を伸ばし始めます。
実は和宏は妹・美月の生活すら監視・干渉しており、美月が高校や大学で関わる人間関係にも嫉妬と敵意を燃やしていきます。
例えば、美月に好意を寄せる同年代の青年(幼なじみの洋太郎など)が現れると、和宏はその人物を誘拐して監禁・拷問するという凶行に及びました。
このように和宏は、美月を自分以外の誰にも渡さないためなら誘拐・殺人さえ辞さない狂気に走っていきます。
彼の計画は緻密で用意周到、決して尻尾を出さないよう警戒しながら犯行を重ねていく様は、読者に戦慄を与えます。
気づいていなかった美月の想い
一方、美月本人はといえば、そんな兄の本性に全く気付かずにいました。美月は家族思いで優しい女子高生であり、不可解な事件が起きても兄の関与など疑いもしません。
兄・和宏に対して純粋に信頼と懐慕の情を抱いており、自分が異常な愛情の対象にされているとは夢にも思っていなかったのです。
真実に気づいた美月の決意
しかし物語中盤から後半にかけ、ついに美月が兄・和宏の真の姿に気付いてしまう瞬間が訪れます。家族に降りかかった数々の悲劇の裏に兄が関与していたこと、美月の周囲の不幸が兄の仕業だったこと。
それらの真実を知ったとき、美月は恐怖と絶望に打ちひしがれます。それでも彼女は逃げずに、狂気と化した兄と向き合う決意を固めるのでした。
終盤のあらすじ:クライマックスと物語の結末

物語はクライマックスへと突入します。
和宏の狂気的な計画が遂行され、多くの犠牲者が出た末に、ついに警察も事態を把握して動き出す段階となります。家族や周囲の人物たちも協力し、なんとか和宏を止めようと立ち上がりました。
妹の美月も怯えながらも兄を止めるべく奮闘します。和宏 vs. 家族・警察という最終対決の構図が生まれ、緊張感がピークに達します。
最終局面:警察の突入と壮絶な結末
最終局面では、小山田家に警察が突入し、和宏と直接対峙する場面が描かれます。狂気に駆られた和宏は最後の抵抗を見せますが、もはや悪事は露見して追い詰められていました。
和宏の計画は破綻し、壮絶な結末を迎えることになります。
クライマックスでは家族全員を巻き込んだ激しいやり取りがあり、その中で和宏以外の家族は次々と命を落としてしまいます。
具体的には、父・義男と母・加奈子も悲惨な最期を迎え、祖父母も戻らぬまま。そして、宿命の兄妹である和宏と美月だけが生き残る形となりました。
最愛の妹との対決
追い詰められた和宏は、最後まで美月への執着を捨てず狂気を露わにします。
美月はそんな兄に「もうやめて」と涙ながらに訴えるのですが、それを裏切りと受け取った和宏は逆上し、最愛の妹にすら手をかけようとしてしまいます。
究極の選択を迫られた美月は、兄を止めるため自らの手で和宏に反撃します。読者にとっても息を呑む場面ですが、結果的に和宏は致命傷を負って倒れ、物語はクライマックスを迎えます。
ラストと後日譚(ノベル版)
こうして、小山田家を巡る一連の惨劇の真実の「ぬらりひょん」=黒幕は和宏自身だったことが明るみに出て、全てが決着しました。
和宏は自ら仕掛けた狂気の計画の末路として破滅を迎え、美月は愛する家族と平穏な日常をすべて失ってしまうという、なんともやりきれない結末です。
『ぬらりひょんの棲む家』の最終回はこのように幕を閉じますが、原作ノベル版ではその後日譚として少し物語が続きます。
瀕死の重傷を負った和宏は一命を取り留め、昏睡状態から奇跡的に生還し、病院で目を覚まします。
彼は自分を陥れた人間たち(自分の計画を阻止した人物=警察や関係者)への復讐を心に誓いますが、退院間際に担当医からある事実を告げられる。という形で、ノベル版『FINAL』では異常者たちの愛憎と復讐劇にもう一つの決着がつけられています。
※この小説版の結末は漫画版では描かれていませんが、シリーズを締めくくる補足エピソードといえるでしょう。
登場人物・キャラクターとその関係性

- 小山田 和宏(おやまだ かずひろ)
主人公。妹への異常な愛情から家族崩壊を計画・実行したサイコパス的存在。 - 小山田 美月(おやまだ みづき)
和宏の妹。兄に狂愛されていることに気付かず、物語のヒロインとして最終的に兄と対峙。 - 沼尻 哲郎(ぬまじり てつろう)
和宏に雇われて小山田家に侵入した中年男。「ぬらりひょん」と呼ばれる家族崩壊の実行役。 - 飯塚 祥子(いいづか しょうこ)
沼尻の「妻」。家族の支配と崩壊を補助する共犯者であり、和宏に利用された存在。 - 小山田 義男(おやまだ よしお)
和宏の父。家族思いだが、沼尻たちに支配され、和宏の策略により悲劇的な最期を迎える。 - 小山田 加奈子(おやまだ かなこ)
和宏の母。家庭的な母親だが異変に巻き込まれ、最終的に命を落とす。 - 小山田家の祖父母
和宏の祖父・祖母。物語開始時にはすでに不在で、計画の中で排除されたと示唆される。 - 洋太郎(ようたろう)
美月の幼なじみ。彼女に好意を寄せるも、和宏の嫉妬により誘拐・拷問される被害者。 - 満彦(みつひこ)
美月の学校関係者。和宏と姫乃により冤罪を仕立てられ、社会的に抹殺されかける。 - 姫乃(ひめの)
和宏に協力する若い女性。満彦を罠にはめるなど、和宏の狂気を後押しする存在。
小山田 和宏(おやまだ かずひろ)
本作の主人公。20歳前後の大学生で、小山田家の長男。
表向きは内向的で気弱そうに見える青年ですが、実際は妹への狂った愛情に支配された異常者です。自分以外の家族を犠牲にしてでも妹・美月を独占しようと企み、周到な計画を立てて実行します。
心理学を専攻しており、その知識を犯罪計画に悪用する知能犯でもあります。目的のためなら拉致・殺人も厭わない冷酷さで、典型的なサイコパス的振る舞いを見せます。
小山田 美月(おやまだ みづき)
和宏の妹。高校生~大学生の年頃の少女。
家族思いで心優しい性格の持ち主で、兄・和宏の狂気には長らく気付かず慕っていました。
家族を大切にする普通の女の子でしたが、物語の中で家族崩壊と兄の裏切りを経験し、精神的に追い詰められていきます。終盤では兄の恐るべき本性を知り、それでも勇気を振り絞って狂った兄と対峙するヒロインです。
兄からは狂愛の対象にされており、彼女自身にその自覚はありませんでした。
沼尻 哲郎(ぬまじり てつろう)
小山田家に棲みついていた謎の中年男性。
その不気味な外見から和宏に「ぬらりひょん」と渾名されました。物語前半では家族崩壊の元凶と思われた黒幕的存在ですが、実態は和宏に雇われ利用されていただけの人物です。
祖父母不在の隙につけ込み、両親を威圧・洗脳して支配下に置きました。最終的には計画露見後に逮捕ないし消されています。
飯塚 祥子(いいづか しょうこ)
沼尻と行動を共にする中年女性。
沼尻の「妻」を名乗り、小山田家に居座って家族を支配しました。両親に対して虐待や薬物投与などの非道を行い、家族崩壊を助長しました。
彼女も和宏に利用された一味であり、最終盤では破滅の運命に。
小山田 義男(おやまだ よしお)
和宏と美月の父親。
物静かな中年男性だが家族想いな人物で、実家で暮らしていたが沼尻たちに支配され精神的に追い詰められます。息子・和宏の策略により悲劇的な末路を辿ります(和宏自身の手で殺害されたとも考えられる描写あり)。
ドラマ版では若林幸樹さんが演じています。
小山田 加奈子(おやまだ かなこ)
和宏と美月の母親。
家庭的な優しい母でしたが、同じく沼尻夫妻に従属させられ、異変に翻弄されます。最後は夫ともども命を落としてしまいます。
ドラマ版では金子路代さんが演じました。
小山田家の祖父母
和宏と美月の祖父・祖母。田舎の実家の元々の家主。
和宏が帰省した時点で行方不明になっており、劇中で明確に語られませんが、和宏の計画の過程で排除された(殺害された可能性が高い)ことが示唆されます。
和宏にとって祖父の財産も狙いの一つであり、その消失は計画の一環でした。
洋太郎(ようたろう)
美月の同年代の幼なじみの男性。
美月に密かに想いを寄せており、彼女にとっても心を許せる存在でした。しかしそれが和宏の逆鱗に触れ、誘拐・監禁・拷問の被害を受けますが、奇跡的に生還しました。
和宏の狂気を象徴する被害者の一人です。
満彦(みつひこ)
美月の学校の先輩または教師の男性(詳細は不明)。
和宏とその協力者によって冤罪を仕立て上げられ、破滅寸前に追い込まれます。「下着泥棒」などの汚名を着せられ、社会的に抹殺されかけました。
姫乃(ひめの)
和宏に協力する若い女性。
和宏の狂気に共鳴していた可能性があり、彼の計画の一端を担います。満彦を陥れる色仕掛けや狂言を実行し、物語にさらなる混沌をもたらした人物です。
最終巻・最終話の内容と結末の解説【※結末ネタバレ】

前述のあらすじですでに触れましたが、『ぬらりひょんの棲む家』の最終話(最終巻)で描かれた物語の結末について、改めて整理します。
黒幕の正体
最後まで読んだ読者に明かされる最大の真相は、一連の事件の黒幕が主人公・和宏自身だったということです。
実家に棲みついた「ぬらりひょん」こと沼尻哲郎はあくまで和宏の手先に過ぎず、家族を破滅させ美月を独占しようという狂気のシナリオは、和宏が描いたものでした。
タイトルにある妖怪「ぬらりひょん」は当初沼尻を指すかに思われましたが、真のぬらりひょん=居座り侵略者は和宏自身だったのです。
このどんでん返しの展開は物語最大の衝撃であり、読者に強烈なインパクトを与えました。
家族の最期
クライマックスで和宏の犯行が露見し、追い詰められた彼は暴走します。結果、小山田家の家族は祖父母・両親も含め全員死亡してしまいました。
序盤で消息不明だった祖父母は戻らず、沼尻たちに苦しめられていた両親も救われることなく命を落とします。生き残ったのは和宏と妹の美月の二人だけという結末です。
しかしこの二人も決して無事ではなく、兄妹の信頼関係は完全に崩壊。美月は心身ともに深い傷を負い、和宏も深手を負って意識不明の重体となりました。
兄妹の対決と結末
物語のラストシーンでは、狂気に囚われた兄・和宏と、真実を知った妹・美月が直接向き合います。
和宏は計画が崩れ去った後もなお妹への執着をやめず、「美月さえ自分のものになればそれでいい」と極端な思想に取り憑かれていました。
美月はそんな兄に「お兄ちゃん、お願いだからもうやめて…」と必死に訴えかけますが、和宏はそれを受け入れず、最終的に美月に襲いかかろうとします。
命の危機に晒された美月は、悲痛な思いで兄を止めるための行動に出ます。
具体的な描写は控えられていますが、美月自身の手で和宏に致命的なダメージを与え、兄妹の狂気の連鎖に終止符を打つ形となりました。
エピローグ(原作ノベル版の補足)
この兄妹の対決で幕を閉じますが、原作小説版(『FINAL』)ではその後が描かれています。
和宏は美月に倒された後、奇跡的に一命を取り留めて病院に収容されます。
しかし目覚めた彼は反省することなく、「自分をここまで追い詰めた人間たち(=自分の計画を阻んだ人々)への復讐」を誓います。つまり、和宏の狂気はまだ終わっていなかったのです。
退院の日、担当医からある衝撃の事実が告げられます。(※詳細は小説版で明かされますが、ここでは伏せます。)
それを受けて和宏の中で何かが崩れ、最終的に彼が迎える結末が描かれて『ぬらりひょんの棲む家』シリーズは完全完結となります。
この小説版エピローグでは、因果応報ともいえる終わり方が示唆されており、読後にさまざまな解釈を生むラストとなっています。
以上が最終巻・最終話の内容と結末の概要です。救いの少ないバッドエンド的な結末ではありますが、その強烈などんでん返しとテーマ性により、読者の記憶に深く残る終幕となっています。
未回収の伏線や謎・読者による考察ポイント

『ぬらりひょんの棲む家』はサスペンスミステリー要素もある物語であり、連載中は様々な伏線や謎が散りばめられていました。
多くは最終的に回収・解明されていますが、中には読者の解釈に委ねられた部分や、物語の余韻として残されたテーマもあります。
また、物語展開について読者間で様々な考察や予想が交わされました。ここでは主なポイントを挙げてみます。
タイトルの意味と「ぬらりひょん」の正体
タイトルにある「ぬらりひょん」は妖怪の名前ですが、実際の“家に棲みついた侵入者は和宏であったことが明らかになります。
当初は「沼尻という男が妖怪的存在なのか?」と考えられていましたが、物語を読み進めるとその正体が和宏だと判明します。
妖怪ものかと思いきや実は人間の狂気を描いた物語であり、このギャップこそが本作の特徴でした。最終的にタイトルの由来も明かされ、読者は「なるほど、そういう意味でのぬらりひょんか」と腑に落ちる仕掛けになっています。
伏線の回収状況
主要な伏線は黒幕=和宏の計画へと収束し、終盤できちんと回収されています。
両親の不自然な行動は薬物や暴力による支配、祖父母不在は事前の排除、沼尻夫妻の居座りは和宏の差し金でした。
未回収の要素はほとんどありませんが、「祖父母をどう処理したのか」「和宏が妹に異常な執着を持った背景」など詳細は描かれず、読者の想像に委ねられています。
和宏の心理がどの時点で歪んだのかも明確には語られず、家庭環境や生まれ持った資質など議論が分かれる部分です。
ラストシーンの解釈
ラストでは和宏が美月に倒され、生死不明のまま幕を閉じます。
そのため「死んだのか生きているのか?」という議論が読者間で続きました。物語上は余韻として残されますが、原作小説『FINAL』では和宏が生存している描写があるため、公式的には「生き延びたが因果応報の結末を迎える」と解釈できます。
『FINAL』を読んでない場合は未回収要素に感じられる点でしょう。
読者の考察・予想
連載中は「黒幕は誰か?」という考察で盛り上がりを見せました。
当初は沼尻が疑われましたが、やがて和宏を怪しむ読者も出始めます。「主人公=黒幕」という展開は衝撃的でしたが、伏線から看破した人もいました。
中には「美月こそ真の黒幕では?」というジョーク交じりの予想も飛び交い、ネット上ではネタとして楽しむやり取りも多く見られました。
テーマへの考察
本作は「家族愛の裏の狂気」「愛情と執着の紙一重」「支配欲と依存」といった心理テーマを内包しています。
和宏の美月への愛情は自己中心的で病的であり、美月の兄への純粋な信頼とのアンバランスさが悲劇を生みました。
また、和宏が次第に追い詰められていく姿から「完全犯罪を目論んでも悪事は綻びる」という因果応報のメッセージを読み取る読者もいました。
ラストでの和宏の自滅的結末を「因果応報」「自業自得」と感じ、胸のすく思いをしたという声もあります。
『ぬらりひょんの棲む家』は主要な謎を明かして完結しつつも、考察を誘う余白を残した作品です。
タイトルの意味の回収や黒幕暴露のどんでん返しは高く評価される一方、「救いのない結末」には賛否が分かれました。
それでも、伏線の巧みな構成と心理的テーマ性により、読者の間で長く語り継がれる作品となっています。
続編やスピンオフの可能性・作者の発言と最新情報

『ぬらりひょんの棲む家』原作ノベルは完結済みの作品であり、現時点(2025年)で公式に続編やスピンオフの予定は発表されていません。
前述の通り原作ノベル版「FINAL」でシリーズ完結と銘打たれており、物語上も綺麗に(あるいは後味悪くも)終局を迎えています。したがって、ストーリーの直接的な続編が新たに描かれる可能性は低いでしょう。
作者の大城密(おおしろ ひそか)氏も、『ぬらりひょんの棲む家』のその後を示唆する発言はしていません。むしろ次々と新しいホラー・サスペンス作品を手掛けており、本作については一区切りをつけたと考えられます。
例えば『復讐の同窓会』(同窓会でのいじめ復讐劇)や『Dr.アブノのイケない病』(医療×異常性癖サスペンス)など、多彩な作品を発表しています。人気作家として新作執筆に注力している状況です。
ただし、映像化などのメディア展開という意味での「続編」的な広がりはあります。
実写ショートドラマ版(2024年公開)は、漫画を基に映像化された最新プロジェクトです。このドラマにはオリジナル要素も含まれ、原作ファンも新鮮に楽しめると作者自身がコメントしています。
ドラマ版公開に合わせ、公式サイトや関連キャンペーンも展開され、例えばpeepアプリ内で「漫画版『ぬらりひょんの棲む家』お得キャンペーン」といった企画も実施されました。こうした動きも、作品の延長線上の盛り上がりとして捉えることができるでしょう。
大城密氏は現在も精力的に活動しており、SNSでも近況を発信しています。
作品関連では「表紙イラストが新しくなった」「映像化に際して嫌な予感がした(笑)」といったユーモラスな投稿もあり、ファンとの交流も見られます。
また、2025年には出版社コアミックスとのコラボで大城密作品のホラー特集が組まれるなど、注目度はさらに高まっています。
『ぬらりひょんの棲む家』そのものの物語続編は期待薄ですが、映像化や他媒体展開を通じて作品世界が補完・再解釈される動きがあります。
ファンは漫画とノベルで完結した原作を楽しみつつ、ドラマ版などの新しい形で恐怖とサスペンスを再び味わうことができるでしょう。
作者も「原作や漫画版のファンも楽しめるオリジナル要素がたくさんある」と太鼓判を押しているため、今後の展開にも注目が集まります。
作品の評価・読者の反応

『ぬらりひょんの棲む家』はSNSや電子書店のレビューで賛否両論含め様々な反応が寄せられています。
総合的には 「衝撃的でクセになるサイコスリラー」として高い評価をする読者が多い一方、「胸糞悪い(不快だ)が続きが気になる」 といった声も目立つ作品です。

予測不能などんでん返し
物語序盤から中盤にかけての急展開と意外な真相については、多くの読者が「思考回路が追いつかないほど驚かされた」とコメントしています。
特に第1巻ラストで全てがひっくり返る展開には「引き込まれた」「鳥肌が立った」という声が上がりました。20代男性のレビューでは「第一巻の展開に引き込まれ、ラストシーンで全てが覆ったときハラハラが止まらなかった。
その後も和宏のサイコパスぶりが炸裂し、頭脳戦がとにかく面白い!」との感想も見られます。強烈などんでん返し要素は、本作の評価を高めた大きなポイントでしょう。

スリルと緊張感
物語全体を通じて張り詰めた緊張感やスリル満点の展開も高評価です。
「最後まで目が離せないストーリー」「とにかく続きが気になって一気読みした」という声が多く、サスペンスホラーとしての完成度の高さが窺えます。
読者からは「急展開の連続で予測不能」「結末予想で議論が白熱した」など、ストーリー展開の不可測さを楽しむ意見もありました。

胸糞悪さと不快感…だが癖になる
本作でしばしば挙がるキーワードに「胸糞悪い」というものがあります。
家族への虐待シーンや近親愛の狂気など、不快になる描写が多いためです。実際、「2話目で気持ち悪くなり吐きそうになった」「人権蹂躙の描写が生々しくて辛い」といった感想もあります。
しかし一方で、「胸糞だけど先が気になる」「この不条理さが逆に癖になる」と評価する読者も少なくありません。
30代男性のレビューでは「ドロドロしたサスペンスが大好きなのでめちゃハマった!序盤は胸糞展開が続くけど、その後主人公が全て解決してくれるから最高。
グロ描写も迫力満点」といった声も寄せられています。不快感すら魅力として機能している点が特徴です。

キャラクター描写への評価
主人公であり黒幕でもある和宏の狂気的な造形は「デスノートの夜神月を彷彿とさせる」と指摘されています。頭脳戦や心理戦を駆使して警察を出し抜く姿に月(ライト)を重ねる読者もいました。
また、美月の純真さと兄への愛情の対比がドラマを生み、「美月が気の毒で感情移入した」「最後まで彼女の行く末が気になった」との意見も見られます。
沼尻夫妻についても「表紙の化け物のような存在感が印象的」「実はただの人間とわかって驚いたが、不気味さは変わらなかった」と語る読者がいました。

評価は両極端
総合すると、衝撃的などんでん返し・高い中毒性・独特の不快な雰囲気が本作の評価点です。
一方で、過激な内容ゆえ評価は大きく割れ、電子書店の★評価は極端(5点満点中1点か5点が多い)という傾向もあります。「面白いけど嫌い」「ストーリーは練られているが気分が悪い」といった複雑な感情を抱いた人が多いことを示しているでしょう。
とはいえ、物語の完成度は高く「最後まで描き切られて強烈な印象を残す作品」と評価されており、読後感の強さが人気を支えています。
以上のように、『ぬらりひょんの棲む家』はホラー・サスペンス好きには強い支持を得た作品であり、その衝撃性からSNSで話題を呼んだヒット作となりました。
類似作品の紹介(ダークサスペンス・ホラー漫画)

『ぬらりひょんの棲む家』の読者が好きそうな、家族・日常に潜む狂気やどんでん返しサスペンスの要素を持つ他作品をいくつかご紹介します。いずれも本作同様にスリリングで衝撃的な展開を楽しめる作品です。
- 『デスノート』(原作:大場つぐみ、作画:小畑健)
- 天才高校生が死神のノートを使って犯罪者を抹殺しようとする超人気サスペンス漫画。頭脳戦と心理戦、そして主人公が徐々に狂気に染まっていく様は『ぬらりひょんの棲む家』の和宏にも通じるものがあります。読者レビューでも「デスノートっぽい緊張感と頭脳戦がある」という声があったように、本作が楽しめた方ならDeath Noteのスリルもハマるでしょう。
- 『ひぐらしのなく頃に』(原作:竜騎士07)
- 昭和の寒村を舞台に、連続怪死事件と狂気に陥る登場人物たちを描いた伝奇ミステリー作品。アニメや漫画が有名です。可愛い日常が一転して惨劇に変わる落差や、誰が信頼できるかわからない疑心暗鬼の雰囲気など、読後の後味の悪さも含め『ぬらりひょんの棲む家』に通じるものがあります。次第に明かされる真相や残酷描写のインパクトも強烈です。
- 『未来日記』(作者:えすのサカエ)
- 携帯電話に未来の出来事が記される「未来日記」を持つ12人が、生存を賭けて殺し合うサバイバルサスペンス漫画。中でもヒロインの我妻由乃は主人公に異常な愛情を向けるヤンデレ少女で、歪んだ愛ゆえに殺人も厭わない姿は和宏の狂気と重なります。予測不能などんでん返しやバトル要素もあり、スピード感ある展開が楽しめます。
- 『血の轍』(作者:押見修造)
- 母親の異常な愛情に囚われる少年を描いた心理ホラー漫画。直接的な残虐シーンは少ないものの、親子の共依存や狂気がじわじわと日常を侵食していく恐怖が秀逸です。身近な家族関係がゆがんでいく様は、兄妹の関係が破綻する『ぬらりひょんの棲む家』にも通じるテーマと言えます。人間心理の闇を深く掘り下げた作品としておすすめです。
- 『マイホームヒーロー』(原作:山川直輝、作画:朝基まさし)
- 愛する家族を守るために平凡なサラリーマンの父親が犯罪に手を染め、やがて裏社会との闘争に巻き込まれるクライムサスペンス漫画。方向性は違いますが、家族愛と狂気という点では共通します。こちらは父親が家族思いゆえ犯罪に足を踏み入れる「善人側」ですが、追い詰められていくスリルやハラハラ感は共通で、最後まで展開から目が離せません。
他にも、「家族」「洗脳」「サイコパス」といったキーワードで類似作品を探すと、『ミュージアム』(連続猟奇殺人)、『テセウスの船』(家族の犯罪の真相探求)、『監禁嬢』(異常な愛情による監禁復讐劇)など多彩な作品があります。
ぜひご自身の好みに合わせて手に取ってみてください。
『ぬらりひょんの棲む家』の入手方法(電子書籍・単行本など)

最後に、本作『ぬらりひょんの棲む家』を読むにはどうすれば入手できるかを解説します。
現在、本作は電子書籍(デジタルコミック)として各種プラットフォームで配信されており、「紙の書籍の単行本」としての刊行は確認されていません。
基本的にはスマホやPCで電子コミックを購入・レンタルする形で楽しむ作品です。
電子書籍で読む場合
主要な電子書籍ストアやマンガアプリで全巻購入可能です。例えば以下のようなサービスで配信されています。
- コミックシーモア
- 国内最大級の電子コミックサイト。『ぬらりひょんの棲む家』を全巻配信中で、初回70%オフクーポンなども利用できます。
- LINEマンガ
- LINE提供のマンガアプリ。単話売り・巻売りともに対応しており、ポイント購入で読むことができます。
- ピッコマ
- 待てば¥0で読める作品も多い韓国系マンガアプリ。『ぬらりひょんの棲む家』も掲載されており、エピソード課金で読む形式です。
- めちゃコミック
- 携帯キャリア決済などでも手軽に買える漫画配信サイト。『ぬらりひょんの棲む家』は単話レンタル形式で配信されています。
- ebookjapan(Yahoo!)
- 大手電子書店。全7巻(単行本版)をまとめて購入できます。ポイント還元セール等も適用可。
- BookLive、楽天Kobo、Kindle(Amazon)
- その他主要な電子書籍ストアでも一通り取り扱いがあります。Kindleでは全巻まとめ買いも可能で、2025年9月現在、7巻までの価格は約700円×7=4900円ほどです(セール時期ならもう少し安く入手できるでしょう)。
価格体系はサイトによりますが、単行本版1巻あたりだいたい720円前後(税込)に設定されています。単話(チャプター)ごとの分割購入もできますが、全話読むなら巻でまとめ買いした方が結果的にお得です。
また、初回会員登録特典や期間限定の無料キャンペーンも活用できます。例えばコミックシーモアでは冒頭5話まで無料で読めるキャンペーンが行われていたことがあります。
他のサービスでも試し読みや割引クーポンがあるので、上手に利用すると安価に楽しめるでしょう。
アプリ「peep」で読む場合
原作ノベル・漫画ともに配信元であるpeepアプリでも閲覧可能です。peepは定額プラン(月額課金)でコンテンツを楽しめるモデルで、漫画版『ぬらりひょんの棲む家』もラインナップされています。
すでにpeep会員の方はアプリ内で検索すれば読むことができます。漫画版は全89話(単行本全7巻に相当)が収録されているようです。
チャット小説版(原作ノベル版)もpeepで「ぬらりひょんの棲む家」として配信履歴があり、文章+映像のシネマノベル形式で楽しむことも可能です。
紙の単行本について
2025年9月時点では、本作の紙書籍(紙の単行本)は出版されていない模様です。単行本版と称されるものも基本は電子書籍としての単行本です。
したがって書店やネット通販で紙のコミックスを探しても見つからないので注意してください。どうしても紙で読みたい場合は、自分で電子版をPDF化・印刷するしかないですが、現実的ではないでしょう。
今後、大ヒットを受けて紙コミックが出版される可能性もゼロではありませんが、出版社のtaskeyは基本デジタル配信主体のようなので、しばらくは電子のみと思われます。
入手方法まとめ
- 電子書籍ストアで購入 – コミックシーモアや楽天Koboなどお好みのストアで全7巻を購入し、スマホ/PC/タブレットで読む。→ 完結済みなので一気読み可能。
- 漫画アプリで読む – LINEマンガ、ピッコマ等でポイントを使い話数課金で読む。→ 少しずつ読み進めたい人向け。
- peepアプリで読む – 定額コースで他の作品と合わせて読む。→ peepの他作品も楽しみたい人向け。
- 試し読み/無料分活用 – コミックシーモア等で最初の数話を無料で試し、続きを購入する。→ まず雰囲気を掴みたい人向け。
違法サイトでの閲覧(rawファイルやZIPダウンロード)は著作権侵害となり推奨できませんので、正規のサービスを利用しましょう。
幸い多くの公式サイトで配信中ですので、自分に合った方法で『ぬらりひょんの棲む家』の恐怖とサスペンスをぜひ体験してみてください。
「ぬらりひょんの棲む家」読むならココ!
70%OFFクーポンなどの特典を使ってお得に読むなら、以下の電子書籍サービスがおすすめです。
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まとめ
『ぬらりひょんの棲む家』は全7巻で完結しているホラーサスペンス漫画です。大学生・和宏が仕掛けた狂気の家族崩壊劇と、その衝撃の結末(黒幕は和宏自身だった)によって、多くの読者に強烈な印象を残しました。
未回収の謎もほぼなく物語は完結しており、「ぬらりひょんの棲む家 完結」と検索する方の疑問にもある通りしっかり最後まで描かれています。
続編の予定はありませんが、映像化などで今なお話題が続く作品です。
グロテスクで胸糞な部分もありますが、それ以上にスリルとどんでん返しの面白さが勝る作品ですので、ホラー・サスペンス好きなら一読の価値ありです。
ぜひ正規の方法で本作を手に取り、その戦慄のストーリーを体感してみてください。














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