漫画「ウマ娘」読む順番は?公式&スピンオフ作品の時系列・発刊順ガイド

『ウマ娘 プリティーダービー』は、ゲームやアニメだけでなく、公式コミカライズやスピンオフなど多くの漫画作品が展開されています。

しかし作品数が多いため、「どの漫画から読むべきか」「読む順番や時系列が分からない」と迷う方も少なくありません。

本記事では、ウマ娘の関連漫画シリーズを公式ストーリー・スピンオフ・4コマ・アンソロジー・Web連載まで網羅し、おすすめの読む順番や時系列、発刊順、ストーリー重視の読み方を分かりやすく解説します。

あわせて、各作品の基本情報やあらすじ、登場ウマ娘、ゲーム・アニメとの関係性も簡潔に紹介していきます。

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目次

【ウマ娘とは?】本編はゲーム版!アニメや漫画は派生したメディアミックス作品

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ウマ娘とは、実在した競走馬をモチーフにしたキャラクター「ウマ娘」たちが、学園生活やレースを通して成長していく姿を描いた「ウマ娘 プリティーダービー」を中心とするメディアミックスプロジェクトです。

史実の競馬で語り継がれてきた名馬たちの戦績やドラマを下敷きにしながら、友情・努力・挫折といった王道の物語をキャラクターコンテンツとして再構築している点が大きな特徴です。

ゲーム版

ウマ娘にはゲーム、アニメ、漫画など複数の展開がありますが、この中で本編(正史)にあたるのはゲーム版のみとされています。

ゲームでは各ウマ娘の世代やライバル関係、活躍した時代背景などが最も詳細に設定されており、ストーリーイベントや育成シナリオも現在進行形で更新されています。そのため、ウマ娘の世界観を理解するうえでの基準点は常にゲームに置かれています。

アニメ版

一方で、アニメシリーズはゲームの設定をベースに制作されているものの、ゲームと同一の時間軸を描いた作品ではありません。

アニメはあくまで「公式公認のパラレルワールド」、いわばIFストーリーという位置づけで、キャラクターや世代構成は共通していても、物語の展開や出来事がそのままゲーム本編に反映されるわけではありません。

ただし、キャラクターの解釈や史実競馬の再現という点では非常に重要な作品であり、「準本編」として楽しむファンも多くいます。

漫画版

漫画作品についても同様で、STARTING GATE!やシンデレラグレイをはじめとする各作品は、すべて本編とは独立した世界観で描かれています。

シンデレラグレイのように1980年代後半〜90年代初頭の競馬史を色濃く反映した重厚な物語もあれば、うまよんやゴルシちゃんのように、時系列を気にせずキャラクターの魅力を楽しむコメディ作品も存在します。

これらは世界観を広げ、ウマ娘というコンテンツを多角的に楽しむための公式スピンオフであり、物語同士が一本の時系列で繋がっているわけではありません。

つまり「ウマ娘」とは?

ウマ娘という作品群は、「ゲームを正史の中心に置きつつ、アニメや漫画でさまざまな“もしも”の物語を描く」構造になっています。

史実競馬の年代や世代はあくまでモデルとして使われており、作品同士が直接交差したり、厳密な年表で管理されたりすることはありません。

この柔軟な設計こそが、競馬ファンからキャラクターコンテンツ好きまで、幅広い層に支持されている理由の一つと言えるでしょう。

「ウマ娘」関連漫画シリーズ一覧と概要

まずは、「ウマ娘 プリティーダービー」に関連する主な漫画シリーズをすべて挙げ、その概要を一覧で整理します。

公式ストーリーのコミカライズからスピンオフ、アンソロジーまで多彩なラインナップが揃っています。

スクロールできます
作品名連載・刊行期間主人公/テーマ作品の特徴巻数・収録状況
ウマ娘 プリティーダービー ハルウララがんばる!2016年ハルウララゲーム配信前に公開された短期集中Webコミック。明るく前向きな奮闘記全10話完結/単行本未収録
STARTING GATE! -ウマ娘プリティーダービー-2017〜2019年スペシャルウィーク本編とは異なる学園青春ストーリー。群像劇要素が強い全40話/全6巻(新装版あり)
うまよん2018〜2021年複数ウマ娘日常系ギャグ4コマ。ショートアニメ化もされた人気作単行本一般販売なし/BD特典収録
ウマ娘 シンデレラグレイ2020〜2026年オグリキャップ地方から中央へ駆け上がる本格競馬×青春ドラマ。シリアス路線全22巻/累計700万部/完結
ウマ娘 プリティーダービー アンソロジーコミック STAR2021年〜オムニバス複数作家参加の公式アンソロジー。幅広い作風が魅力既刊10巻(2024年時点)
ウマ娘 プリティーダービー コミックアンソロジー2022年〜オムニバス各巻テーマ制(Friends/Vacation等)の公式アンソロジー既刊4巻
ウマ娘 プリティーダービー うまむすめし2023年〜ウマ娘×食「食」をテーマにした日常系グルメスピンオフ既刊4巻(2024年時点)
ウマ娘 プリティーダービー スターブロッサム2023年〜サクラローレル新人トレーナーと挑む成長物語。王道スポ根寄り連載中
ウマ娘 ピスピス☆スピスピ ゴルシちゃん2023年〜ゴールドシップ幼稚園児化したゴルシが暴走するコロコロ系ギャグ連載中

以上が主なウマ娘関連漫画です。それでは記事後半では、各作品を個別に取り上げて詳しく紹介します。

漫画「ウマ娘」を読む順番は? 時系列 vs 発刊順 vs ストーリー順

「ウマ娘の漫画はいろいろあるけど、どれから読めばいいの?」という疑問は多くのファンが抱くところでしょう。

結論から言うと、各漫画シリーズは基本的に独立した作品であり、気になる作品から読んで問題ありません。

ここでは、各作品を読む順番の観点から整理し、いくつかのアプローチ(時系列順発刊順ストーリー順)を比較してみます。

それぞれメリット・デメリットがありますので、自分に合った順番で楽しむ参考にしてください。

ウマ娘漫画の時系列と世界観

まず、ウマ娘漫画同士の時系列的な繋がりについて確認します。

各漫画シリーズは基本的に独立したパラレル作品であり、厳密な時系列の整合性はあまり考えなくて大丈夫です。

以下に概略を示します。

スクロールできます
作品名連載開始 / 発表時期モデルとなる時代・世代本編(ゲーム・アニメ)との関係時系列上の位置づけ・補足
ハルウララがんばる!2016年特定世代なし(ハルウララ中心)明確な繋がりなしウマ娘プロジェクト初期作品。時間軸不明の短編パラレル
STARTING GATE!2017年スペシャルウィーク世代本編と同世代だが別世界学園1年目を描写。アニメとは異なる平行世界
うまよん2018年特定なし厳密な時系列なしアニメ1〜2期頃の雰囲気。独立したコメディ
シンデレラグレイ2020年1980年代後半〜90年代初頭(オグリ世代)本編とは非接続スペシャルウィーク世代より前の時代設定の独立作品
アンソロジーコミック不定期各話ごとに異なるなし完全自由設定。時系列概念なし
うまむすめし2021年特定なしゆるく本編と共存日常系。季節や時間軸は話数ごとにバラバラ
スターブロッサム2023年1990年代中盤(サクラローレル世代)本編とは独立シンデレラグレイ後〜スペシャルウィーク世代前後のイメージ
ゴルシちゃん2020年現代風だが曖昧完全無関係完全パラレルギャグ。幼稚園世界

まとめると

ウマ娘漫画同士が時間軸で繋がっているケースは基本的に無く、それぞれ独立した“もしもの物語”として楽しむのが前提です。

したがって「時系列順に読まないと理解できない」という心配は不要です。

発刊(発表)順に読むメリット

次に発刊順(発表順で読んでいく方法です。これは文字通り、作品が世に出た順番(年代順)に追体験する読み方です。

  1. 2016年:「ハルウララがんばる!」連載開始
  2. 2017年:「STARTING GATE!」連載開始
  3. 2018年:「うまよん」連載開始
  4. 2020年:「シンデレラグレイ」連載開始
  5. 2021年:アンソロジーコミック刊行開始(STAR)
  6. 2022年:一迅社アンソロジー刊行開始(Friends)
  7. 2023年:「うまむすめし」「スターブロッサム」「ゴルシちゃん」相次いで開始

この順番で読んでいくと、ウマ娘プロジェクトのメディアミックス展開の歴史を追うことになります。初期の頃(ゲーム前)はどんな漫画があって、アニメ後にどう展開が広がり、最近はこういう方向にもチャレンジしている…という流れが掴めるのがメリットです。

特に、発刊順に読むと「プロジェクト初期は学園もの中心→次第にシリアス路線(シンデレラグレイ)追加→最近は多角的にスピンオフを拡充」という変遷が見えて興味深いでしょう。

各作品自体は独立とはいえ、企画意図やファンのニーズの変化が垣間見えるのも一興です。

一方でデメリットとして、必ずしも面白さのピーク順ではない点が挙げられます。例えば「ハルウララがんばる!」は歴史的価値はありますが現状入手困難ですし、続いて「STARTING GATE!」は楽しめるもののアニメ未視聴だと若干キャラが多くて戸惑うかもしれません。

発刊順に忠実にいくとアンソロジーなども途中に挟まりますが、これらはストーリー性が薄いので、一気読みすると散漫に感じる可能性もあります。

発刊順読みが向いている人

ウマ娘というコンテンツ全体の流れを知りたい、作品ごとの時代背景も含めて味わいたい人。

既にアニメやゲームの知識がある程度あり、「とにかく全部読むつもり!」という熱心なファンには発刊順をおすすめします。

ストーリー重視で読む順番

次にストーリーの充実度や関連性を重視した順番を考えます。いわゆる「おすすめ順」とも言えますが、ここでは読みやすさ・楽しみやすさを軸に並べてみます。

  1. STARTING GATE!
    • やはり主人公スペシャルウィークの物語はウマ娘の基盤。アニメ未視聴でも彼女の成長譚として分かりやすく、まずはここから読むと世界観に入りやすいです。【アニメ視聴済なら飛ばしてもOKですが、アニメとの差分が楽しめるため初心者にもおすすめ】
  2. シンデレラグレイ
    • ウマ娘漫画最高峰の評価を得ている作品。単体でストーリーが完結しており、スポーツ漫画としての面白さが突出しています。他作品を知らなくても楽しめるので早めに読むと良いでしょう。巻数は多いですが夢中になれるはずです。
  3. スターブロッサム
    • 連載中ですが、シリアスと王道のバランスがよく初心者にも受け入れやすい物語です。シンデレラグレイにハマったら次はこちらで別主人公のドラマを追体験すると、ウマ娘世界の奥深さが味わえます。
  4. うまむすめし
    • 上記までの3作品でレースとドラマを満喫したら、息抜きにこのグルメ日常コメディがおすすめです。難しいこと抜きでキャラ同士のほのぼのを楽しみ、ウマ娘たちの意外な日常に癒やされましょう。
  5. うまよん
    • 4コマギャグでさらに力を抜いて笑いたい時に。できればアニメ『うまよん』を併せて視聴すると、声が付いている分楽しさ倍増です。キャラへの愛着が湧いてきた中盤以降に読むと各ネタの破壊力も増します。
  6. アンソロジーコミック(STARシリーズ、一迅社シリーズ)
    • これはいつ読んでも構いませんが、中盤くらいで挟むと吉です。推しキャラの登場話がある巻だけ先に読む、というような飛び方もOK。短編集なので、合間に少しずつ消化する読み方もできます。
  7. ゴルシちゃん
    • 完全ギャグなので最後のデザート的に。ある程度他の作品でウマ娘の世界観に慣れ、ゴルシのキャラも把握した上で読むとより笑えます。順番としては最後でも途中でも影響ないですが、「トリ」に据えると読後は笑って終われるでしょう。
  8. ハルウララがんばる!
    • 入手困難ゆえ読める人は限られますが、もし何らかの形で目にできるなら一番最後のボーナストラックとしてどうぞ。他作品と直接関係ないので、純粋に「こんなのもあったんだな」と楽しめるはずです。

このストーリー重視順は「比較的読みやすい→熱い名作→新作→コメディ…」と緩急をつけた流れになっています。

特にシンデレラグレイはウマ娘漫画の最高峰評価を得ている作品なので、早めに読むことを推奨します。その前後を他作品で固めてバランスを取るイメージです。

もちろん読む順番は人それぞれ好みがありますから、絶対的な正解はありません。

ただ「どれから読めば…」と迷ったときは、上記のようにメインストーリー系→スピンオフ系→ギャグ系と徐々に派生作品に広げていくと理解しやすく、物語への没入もしやすいでしょう。

ゲーム・アニメファン向けの順番アドバイス

既にゲーム本編やアニメを楽しんだ方には、また少し異なるアプローチもあります。ゲーム・アニメでは主にスペシャルウィーク世代(1998年クラシック組)が中心でした。

  • アニメ1期・2期が好きなら
    • STARTING GATE! を読んでスペシャルウィーク物語の別視点を楽しむ→うまよん等でお気に入りキャラのギャグを漁る。
  • ゲームの推しキャラがいるなら
    • そのキャラが活躍するアンソロジーを探す→うまむすめしで日常エピソードを堪能。
  • もっと骨太なストーリーが見たいなら
    • 迷わず シンデレラグレイ へ→気に入ったら スターブロッサム も追う。

ゲーム・アニメ勢からすると、「シンデレラグレイは名前は聞くけど自分の好きな○○(キャラ)は出てこないし…」と思うかもしれません。

しかし、シンデレラグレイは単体の物語として非常に完成度が高く、競馬ドラマとして胸を打つ内容なので、ウマ娘という素材を使った別作品としてぜひ触れてみてほしいところです。

読めばきっとオグリキャップが好きになるはずですし、その熱でゲームに逆輸入されたスキン(衣装)などを眺めるのもまた楽しくなります。

スピンオフ・キャラクター別シリーズの楽しみ方と位置づけ

イメージ画像:漫画note作成

ここまで各作品個別に説明してきましたが、スピンオフ作品やキャラ別シリーズについて補足的に整理します。

ウマ娘漫画は大きく分けると「メインストーリー系」と「スピンオフ系」に分類できます。それぞれの位置づけを理解しておくと、読書計画の参考になるでしょう。

メインストーリー系

「STARTING GATE!」「シンデレラグレイ」「スターブロッサム」など、一人のウマ娘を主人公に据えて長編ストーリーが展開する作品群です。

これらは実質的に公式ストーリーの一環であり、ウマ娘プロジェクトの世界観を広げる役割を持っています。各作品ごとに主人公の世代が異なり、それぞれ別の時代・舞台での物語を描いているのが特徴です。

ゲーム本編のストーリー(スペシャルウィーク中心)を補完・拡張するものではなく、「別の主人公によるもう一つのウマ娘物語」**として楽しむ位置づけです。

したがってメイン系同士の直接的な繋がりも今のところありません。しかしゲーム・アニメに匹敵するドラマを提供してくれるため、ウマ娘というコンテンツの奥行きを感じたいファンはぜひこれらをチェックすべきでしょう。

スピンオフ・ギャグ系

「うまよん」「うまむすめし」「ゴルシちゃん」およびアンソロジー類はこちらに該当します。

これらは既存キャラクターの日常やギャグエピソードを描く作品群で、物語の核心に触れることはありません。いわばファンサービス的な内容で、本編のシリアス展開から離れてキャラの魅力や世界観の賑やかさを楽しむものです。

位置づけとしては「ウマ娘という設定を使ったコメディ」「二次創作的なお祭り作品」であり、公式ではあるものの本編とは切り離して考えるべきです。

したがって、ゲーム本編や他のメイン系作品を読んでいなくても支障なく楽しめますし、逆に本編を深掘りしたい人には物足りないかもしれません。

肩肘張らずクスッと笑いたいときに最適で、ファンであればあるほど細かいネタに気付いて爆笑できるという、スルメ的な楽しみもあります。

以上を踏まえ、メイン系とスピンオフ系を交互に読むもよし、まずはメイン系を全て制覇してからスピンオフで癒やされるもよし、自分の好みに合わせたバランスで読み進めると良いでしょう。

漫画「ウマ娘」のゲーム本編・アニメとの関連性

イメージ画像:漫画note作成

ウマ娘漫画シリーズとゲーム本編およびアニメとの関係についも整理しておきます。

基本的にはメディアごとにストーリーラインが異なるメディアミックス展開ですが、いくつかリンクしている点や相違点があります。

ゲーム本編との関係

現状、漫画がゲーム本編ストーリーを直接描いたものはありません。

ゲームのメインストーリーはスペシャルウィーク→トウカイテイオー→キタサンブラック…と続く独自の年代記ですが、漫画はそれぞれ独立しています。

ただし、ゲームの設定やエピソードが漫画に活かされているケースは多いです。例えば「STARTING GATE!」はCDドラマが元とはいえゲーム主要キャラの学園生活を描き、「うまむすめし」ではゲーム中に語られないキャラ同士の絡みや好物ネタを拾っています。

「シンデレラグレイ」はゲームには未登場だったオグリキャップ世代を掘り下げ、結果としてゲームにもオグリのシナリオが追加されるなど、漫画発でゲームにフィードバックされた例もあります。

また、ゲーム内のイベントストーリーや育成ストーリーと漫画がリンクすることは基本ありませんが、ファンの間では「この漫画エピソード、ゲームの○○イベントで触れてた話だ!」と発見する楽しみもあります。

総じて言えば、漫画はゲーム本編の補完ではなく拡張という位置づけです。

アニメとの関係

アニメ第1期・第2期はスペシャルウィーク、トウカイテイオーを主人公に描かれました。

このアニメ版と漫画版で重なる部分もあれば違う部分もあります。「STARTING GATE!」はスペシャルウィーク主人公という点では同じですが、前述の通り展開は異なります。

アニメ独自キャラの駿川たづな(秘書)東条ハナ(トレーナー*は漫画には基本出てきません。

一方で「シンデレラグレイ」は連載中にアニメ第3期(2023年秋放送)の劇中劇として一部レースが映像化されるサプライズがありました。今後本格的にアニメ化される可能性が高いです。

アニメ『うまよん』は4コマ漫画『うまよん』が原作ですが、アニメ用に脚色されており必ずしも同じ内容ではありません。総じて、漫画とアニメはそれぞれ独立したストーリーラインですが、設定やキャラクターは共有しています。

アニメで好きになったキャラの別エピソードを漫画で読めたり、漫画オリジナルのキャラが後にアニメ登場する(例:オグリキャップがアニメ3期に先行出演)など、相互に補完し合う部分もあります。

公式優先度

ウマ娘プロジェクトにおいて、ゲーム→アニメ→漫画という優先順位が公式設定上あるわけではありません。

ただ、「ゲームの配信に先立ちコミックやCD、アニメなど多角展開が行われた」とある通り、メディアミックス前提で企画が進んでいるため、それぞれが同じ世界観を題材にした別物語ととらえるのが妥当でしょう。

矛盾する設定があった場合も「それぞれパラレル」と解釈できます。例えばアニメではトレセン学園のクラス制度が独自ルールで描かれていましたが、ゲームとは異なります。

漫画でも「シンデレラグレイ」や「スターブロッサム」では独自の用語や設定が登場し(例:シンデレラグレイの地方競馬描写など)、それぞれ公式内パラレル扱いです。

したがって、「漫画でこう書いてあったからゲームでもそうだ」とは限らない点に注意しましょう(逆もまた然り)。

以上のように、ゲーム・アニメと漫画はゆるやかにリンクしつつも、それぞれ別の物語を楽しめるようになっています。ゲーム/アニメファンが漫画に手を伸ばす際は、「知っているキャラが違う物語で活躍するのを見る」感覚で楽しむと良いでしょう。

各ウマ娘漫画シリーズの詳細とあらすじ

引用元 コミックシーモア

ここからは、挙げた各シリーズごとに基本情報・あらすじ・登場ウマ娘・作品の特徴などを解説します。

公式ストーリーの補完からキャラクター別スピンオフ、4コマギャグやアンソロジーまで、作品ごとに楽しみ方が異なります。

それぞれの魅力を把握し、自分の興味に合わせた作品を選ぶ参考にしてください。

ウマ娘 プリティーダービー ハルウララがんばる!

ウマ娘 プリティーダービー ハルウララがんばる!

単行本化なし

基本情報

2016年5月から9月にCygamesのWeb配信サイト「サイコミ」で連載された、ウマ娘初のコミカライズ作品です。

原案は中山かつみ氏、作画は皇宇(ZECO)氏が担当しました。全10話の短期連載で、同年後半には番外編「もっとハルウララがんばる!」も配信されています。

※単行本化されておらず、現在公式には閲覧できないレアな作品です。

あらすじ・内容

主人公は、その名のとおり伝説の敗戦馬として知られるウマ娘ハルウララ。ひたむきに「がんばる」姿を描いたショートストーリー集で、ゲーム配信開始前に公開されたプロモーション的な作品でした。

詳細なストーリーは明かされていませんが、ハルウララがレースや日常で奮闘する様子をコミカルかつ健気に描いており、ウマ娘プロジェクトの世界観紹介の役割も果たしたようです。

タイトル通り「がんばる!」という前向きさがテーマで、当時ウマ娘を知らなかった読者にもキャラクターの魅力を伝える入門的な内容でした。

主な登場ウマ娘

ハルウララ以外に目立ったウマ娘は少なく、この作品は基本的にハルウララの単独エピソードが中心です。

脇役としてトレーナーや学園関係者が登場した可能性はありますが、短期連載のため多数のウマ娘は出てこなかったようです。

後述する他作品に比べると登場キャラ数は少なめで、ハルウララのキャラクター性に焦点を当てています。

作品の位置づけ

「ハルウララがんばる!」はウマ娘初の漫画展開であり、ゲーム本編の配信開始(2021年)よりも早く2016年に公開されたプロジェクト初期の作品です。

ゲームやアニメの内容とは直接つながらないスピンオフ的な短編ですが、ウマ娘というコンテンツが世に出るきっかけの一つとなりました。

当時は期間限定配信だったため現在読めないのが残念ですが、名前の通り「ハルウララ」のがんばりがテーマで、ウマ娘の世界観に触れる歴史的作品と言えます。

STARTING GATE! -ウマ娘プリティーダービー-

【新装版】STARTING GATE! ―ウマ娘プリティーダービー―

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基本情報

2017年3月から2019年11月まで「サイコミ」で連載された公式コミカライズです。作画はS.濃すぎ(エス・コスギ)氏、原作Cygames。全40話で連載完結済みです。

単行本は当初講談社から全4巻が刊行され、後に未収録話を含めて小学館から新装版全6巻として改めて発売されました。

タイトルの「STARTING GATE(スターティングゲート)」は競馬でのスタート地点を意味し、物語の始まりに相応しい命名です。

あらすじ・内容

主人公はTVアニメ版と同じスペシャルウィークですが、本作のストーリーはアニメとは異なります。

実はゲームCD『STARTING GATE』シリーズに収録されたドラマパート「Special Today!」の設定を元にしており、スペシャルウィークがトレセン学園に入学してからの日々を描くオリジナル展開の学園青春ストーリーとなっています。

スペシャルウィークは入学後1か月が経ち、栗東寮で同室のサイレンススズカや寮友のフジキセキトウカイテイオーらと親交を深めながら成長します。

ある日、犬猿の仲で有名なダイワスカーレットウオッカの激しいケンカに遭遇し…という展開で、ライバル同士の熱い友情やレースでのぶつかり合いが描かれていきます。

主な登場ウマ娘

スペシャルウィークとサイレンススズカを中心に、トウカイテイオー、フジキセキ、グラスワンダー、エルコンドルパサー、セイウンスカイなどゲーム第1世代の主要ウマ娘が多数登場します。

特にスペシャルと同期のダイワスカーレット&ウオッカのライバル関係は物語の軸の一つで、第2巻では二人の熱い競争と友情が描かれました。

また、各キャラクターの日常での掛け合いやトレセン学園でのエピソードもふんだんに盛り込まれており、ゲーム・アニメでおなじみのウマ娘たちの新たな一面を楽しむことができます。

作品の特徴と位置づけ

「STARTING GATE!」はウマ娘公式ストーリーの先駆けであり、アニメとはパラレル的なもう一つのメインストーリーと言えます。

ゲーム開始前に展開したCDドラマの設定を拾っているため、内容はアニメ第1期とも微妙に異なり、「もしも別の展開をしていたら…」という楽しみ方ができます。

アニメ版では描かれなかった組み合わせの絡みやレースも多く、「もうひとつのウマ娘本編」としてファン必見の内容です。

初心者にとってはスペシャルウィーク視点で学園生活が描かれるため物語に入り込みやすく、既存ファンにはアニメ版との違いを比較して楽しめる作品です。

うまよん

うまよん

単行本化なし

基本情報

2018年3月から2021年1月までサイコミで連載された公式4コマ漫画です。作画は熊ジェット氏(コンテ協力:伊藤仁氏)。ほぼ毎週更新され、全120話以上が公開されました。

TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』の放送後に展開されたスピンオフであり、2020年7月にはこの4コマを原作とした短編アニメ『うまよん』が放送されています。

単行本は市販されておらず、アニメBlu-ray BOXの特典ブックレットに漫画が収録される形となっています。

あらすじ・内容

「うまよん」はポップでかわいい作風の日常系4コマです。トレセン学園を舞台に、ウマ娘たちのレースの裏側や練習の合間の日常エピソードがコミカルに描かれます。

1話完結型のギャグが中心で、難しいストーリーはなくゆる~い学園コメディとして笑える内容です。

例えば、スペシャルウィークとサイレンススズカの日常会話、ゴールドシップの奇想天外な行動、生徒会(シンボリルドルフら)のドタバタなど、ゲームやアニメで人気のキャラ総出演のオールスター番外編といった趣です。

各回で主役となるキャラが替わり、ファンサービス的な小ネタやパロディも満載です。

主な登場ウマ娘

スペシャルウィーク、サイレンススズカ、トウカイテイオーのメインどころはもちろん、ゴールドシップ、ダイワスカーレット、ウオッカ、ライスシャワー、ビワハヤヒデ…と枚挙に暇がないほど多数のウマ娘が入れ替わり立ち替わり登場します。

各話ごとにフィーチャーされるキャラが異なり、「今日はこの娘、次回は別の娘」という形で、ゲームに登場するほぼ全キャラクターが何らかの形で顔を出します。

生徒会(シンボリルドルフやナリタブライアンなど)やトレーナー陣もネタ的に描かれ、キャラ同士の掛け合いが魅力です。

作品の特徴と位置づけ

「うまよん」はウマ娘公式ギャグ4コマとして、シリアス要素ゼロの徹底したコメディ路線を貫いています。

アニメ第1期放送後にスタートしたこともあり、「アニメを観てキャラを好きになったファンがもっと日常の彼女たちを見たい」というニーズに応えた内容と言えるでしょう。

短編アニメ化もされ、こちらは4コマとはまた異なるオリジナルストーリーでしたが、可愛いウマ娘の日常というコンセプトは共通しています。

ゲーム本編やアニメの知識がなくてもギャグとして楽しめますが、知っているとより笑えるネタが盛り込まれているため、ファン向けサービス的色彩が強いです。

なお単行本が市販されていないため、読むにはBlu-ray特典や電子版(※配信終了)を探す必要がありますが、アニメ版『うまよん』で雰囲気を味わうこともできます。

ウマ娘 シンデレラグレイ

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基本情報

週刊ヤングジャンプ誌上で2020年28号から連載開始され、2026年4・5合併号まで連載された人気シリーズです。原作:杉浦理史氏、漫画:久住太陽氏が作画を担当しています。

単行本はヤングジャンプコミックスより刊行されており、2025年3月時点で紙と電子合わせ累計700万部を突破した大ヒット作です。

2021年の「次にくるマンガ大賞」でコミックス部門2位に入賞するなど評価も高く、ウマ娘漫画の代表格となっています。連載は2026年初頭に完結し、既刊22巻(最終23巻は2026年3月発売予定)です。

なおアニメ化企画も進行中と報じられており、今後の展開も注目されています。

あらすじ・内容

主人公は地方競馬の笠松出身ウマ娘、オグリキャップ。田舎の小さなレース場から中央トレセン学園へとスカウトされ、“怪物”とも呼ばれる驚異的な才能で次々と強敵をなぎ倒していくシンデレラストーリーです。

序盤は地方・笠松での地道なレースの日々、そこへ現れた中央からのスカウト話、そして中央デビュー後の熾烈なGI戦線へ…と物語が進みます。

オグリキャップは最初“灰被り”の無名少女でしたが、自らの実力と周囲の支えによって栄光をつかんでいきます。

単なるサクセスストーリーに留まらず、地方競馬のリアルな描写や中央との格差、重圧と向き合うオグリの心理描写などドラマ性も高く、競走シーンの迫力・戦術合戦も読み応え抜群です。

まさに「青春”駆ける”シンデレラストーリー、遂に出走!!」というキャッチコピー通りの熱い物語となっています。

主な登場ウマ娘

中心はオグリキャップですが、彼女を取り巻くライバルや仲間も魅力的です。

地方編では同期のミスターシービー(※アニメ版設定では女性化)が良きライバルとして登場し、中央編ではタマモクロススーパークリークイナリワンなど1980年代後半の名馬たちがウマ娘として登場します。

特にタマモクロスとの宿命の対決や、同期のシンボリルドルフ(皇帝)との世代交代、さらにはトウカイテイオーなど次世代への継承といった競馬史に基づくエピソードが随所に織り込まれています。

作中には彼女ら以外にも多数のウマ娘がモブ含め登場しますが、基本的にはオグリ vs. 同世代の強豪ウマ娘たちの構図です。

またオグリの担当トレーナー(早川)や笠松時代の仲間(小松社長や世話焼き役のトレーナー桐島)など、人間キャラクターのドラマも丁寧に描かれます。

作品の特徴と位置づけ

「シンデレラグレイ」はウマ娘漫画史上最も本格的な競馬ドラマとして評価されています。ゲーム本編やアニメでは描ききれない史実の細部やレース展開を、フィクションを交えて熱く再現している点が魅力です。

元ネタとなった競走馬オグリキャップの伝説的エピソード(地方から中央への移籍、幾多の名勝負、平成の競馬ブームの立役者)を下敷きにしており、競馬ファンならニヤリとする史実ネタも多く盛り込まれています。

一方でウマ娘としてのフィクションも加わり、「もしも名馬たちが同じ学園で青春を競い合ったら」という独自設定で物語を再構築しているため、競馬を知らなくてもヒューマンドラマとして楽しめます。

シリアスで骨太なストーリー展開はそれまでの明るいウマ娘像を刷新し、ウマ娘コミカライズの新境地を開いた作品と言えるでしょう。

ゲーム・アニメ本編との直接的な接点はありませんが、アニメ第4期として「シンデレラグレイ」が制作される可能性も示唆されており、公式メディアミックスの柱の一つとなっています。

ウマ娘 プリティーダービー アンソロジーコミック STAR

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基本情報

ウマ娘初の公式アンソロジーコミックシリーズです。2021年5月から星海社より単行本として刊行されており、第1弾「STAR」以降、2024年までに第10巻まで発売されています(2024年7月第9弾、11月第10弾刊行)。

複数の著名漫画家・イラストレーターが参加し、1冊に約10本前後の読み切り短編が収録されています。各巻にはテーマや副題は特になく、毎回異なる作家陣によるオムニバス形式です。

限定版には耐油紙ポスターなど特典も付属し、ファンアイテム的な位置づけもあります。

あらすじ・内容

アンソロジーコミックは「いろいろなウマ娘を、いろいろな作家が自由に描く」のが魅力です。各エピソードは基本的に1話完結のショートストーリーで、ギャグあり、ほのぼのコメディあり、時にシリアスや感動系ありと作家ごとに作風もテーマも様々です。

「読んだらもっとウマ娘が好きになる作品集!」とうたわれており、公式設定に沿いつつ各キャラの個性を活かしたストーリーが展開します。

例えばある短編ではトウカイテイオーとメジロマックイーンの友情物語が描かれ、別の短編ではゴールドシップがドタバタ劇を繰り広げる…という具合に、一冊でいくつもの物語を楽しめるオムニバスです。

絵柄や解釈も作家によって若干異なるため、新鮮な気持ちでキャラクターに出会えます。

主な登場ウマ娘

アンソロジーなので固定の主人公はおらず、作品ごとにフィーチャーされるウマ娘が違います。スペシャルウィークやサイレンススズカなどメイン級から、ゲームでは脇役のマイナーキャラまで幅広く登場します。

その巻の表紙に描かれているキャラが活躍する話も多いです。

例えば第1巻「STAR」ではスペシャルウィークやサイレンススズカの可愛い日常エピソードがあり、第2巻以降もミホノブルボン&ライスシャワーのほっこり話や、エルコンドルパサーのギャグ回、メジロ家のお嬢様ネタなど、多彩なウマ娘が主役の短編が詰まっています。

ウマ娘オールスターズ的な内容なので、「この巻には自分の推しウマ娘の話があるかな?」と探す楽しみもあります。

作品の位置づけ

公式アンソロジーコミックはファンによる二次創作的な楽しみを公式が提供するものと言えます。

ウマ娘プロジェクトでは二次創作ガイドラインがあるほどファン創作が盛んですが、アンソロジーはそれを公式のお墨付きでプロ作家がやってみせる形です。ストーリー的な繋がりや時系列は特にないため、完全にお好きなときにお好きな順番で読めます。

1話が短く気軽に読めるので、ゲームプレイや他の漫画の合間の息抜きにも最適です。

また、複数の作家の手による様々なウマ娘像を見られることで、「公式設定の新たな解釈」や「意外なキャラ同士の絡み」を楽しむことができ、幅広い層のファンに訴求する企画となっています。

ウマ娘 プリティーダービー コミックアンソロジー(Friends/Forward他)

ウマ娘 プリティーダービー コミックアンソロジー

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基本情報

こちらも公式アンソロジーですが、一迅社から発売されているシリーズです。

2022年9月に第1巻「〜Friends〜」が発売され、その後「〜Forward〜」(2023年12月)、「〜Vacation〜」(2024年11月)、「〜School life〜」(2025年11月)とテーマ別に第4巻まで刊行されています。

各巻のタイトルに示されているように、巻ごとにテーマやシチュエーションを設定したアンソロジーになっています。執筆陣は一迅社系の作家を中心に、やはり複数の短編を収録したオムニバス形式です。

あらすじ・内容

星海社版アンソロジーとの大きな違いは、各巻にテーマがある点です。

例えば「Friends」ではウマ娘たちの友情に焦点を当てたエピソードが多く収録され、「Forward」ではレースや目標に向かって進む姿が描かれる話が中心、「Vacation」では休暇や旅行などリラックスした日常ネタ、「School life」では学園での生活にスポットを当てたストーリー、といった具合です。

とはいえ厳密に縛られているわけではなく、各作家がテーマに沿いつつ自由にキャラを動かしています。作風もコメディからちょっといい話系まで様々ですが、全体的にほのぼのと楽しめる内容が多い印象です。

星海社版が比較的オールジャンルだったのに対し、一迅社版は各巻のコンセプトが明確なので、自分の好みのテーマの巻を選んで読むのもおすすめです。

登場ウマ娘・特徴

登場キャラクターはやはり巻によってバラバラですが、各テーマに合った組み合わせが見られます。

例えば「Friends」ではスペシャルウィーク&サイレンススズカウオッカ&ダスカ(ダイワスカーレット)といった仲良しコンビのエピソードが収録され、「School life」では学園の日常を描くためトウカイテイオー、マチカネフクキタルなど学園イベントネタなどもあります。

各巻末にはイラストギャラリーや4コマも収録されており、ファンブック的なお楽しみ要素もあります。一迅社版アンソロジーも星海社版同様に好きな巻から気軽に読めるので、興味のあるテーマや表紙の推しキャラで選んで楽しめるでしょう。

作品の位置づけ

公式アンソロジーが複数出版社から出ているのはウマ娘の人気の証です。一迅社版は副題付きでテーマが明確なので、よりターゲットを絞ったファン向けの内容とも言えます。

星海社版と合わせて現在計10数冊のアンソロジーが存在し、これらはウマ娘コミックの裾野を広げる役割を果たしています。ゲームやアニメ本編にはない日常のワンシーンや、ちょっとしたifストーリーを公式に楽しめる機会として、コアなファンからライト層まで広く手に取られています。

順番や時系列を意識する必要は全くなく、「ウマ娘好きならとりあえず全部読んでニヤニヤできる」お楽しみ本です。

ウマ娘 プリティーダービー うまむすめし

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基本情報

2023年3月よりCygamesの漫画配信サイト「サイコミ」で連載が開始された公式スピンオフ作品です。

漫画:浅草九十九先生、原作:Cygames。2023年7月に第1巻が発売され、その後も順調に刊行が続いており既刊は5巻(2024年時点)に達しています。

毎週水曜日更新で、単行本1巻発売時には「連載のたび多くのコメントが寄せられる人気作」と紹介されました。“食”をテーマにした公式スピンオフコミックというユニークな切り口が特徴です。

あらすじ・内容

本作ではウマ娘たちが日常やちょっと特別な時に食べる“おいしいひとしな”(一品料理)を紹介していきます。

各話ごとに異なるウマ娘にスポットが当たり、そのウマ娘にまつわる食エピソードが描かれます。例えば第1話では、レース前日の練習に夢中で昼食を食べ損ねたサイレンススズカに、ルームメイトのスペシャルウィークがある料理を差し入れするエピソードが登場します。

ほかにも「エルコンドルパサーとグラスワンダーの激辛チャレンジ」や「ゴールドシップとメジロマックイーンが映画帰りに見つけた不思議スイーツ」など、様々な組み合わせのウマ娘たちがグルメを通じて織りなす日常が描かれます。

基本的に1話完結ですが、読んでいるとウマ娘ごとの好物や食にまつわる個性が見えてきて、キャラクター理解が深まる内容になっています。グルメ漫画的な描写(料理の美味しさ表現やレシピ紹介)は控えめで、あくまでキャラの日常エピソードが主体です。

主な登場ウマ娘

スペシャルウィーク、サイレンススズカ、トウカイテイオーといったおなじみの面々から、ハッピーミーク(ゲームオリジナル馬主の猫の擬人化ウマ娘)やシュヴァルグラン、サクラローレルなど他媒体ではスポットの少ないキャラまで、幅広いウマ娘が登場します。

各話の組み合わせもバラエティ豊かで、「ナイスネイチャ&イクノディクタスが遠征先でご当地グルメを堪能」や「ツルマルツヨシの健康食こだわり」、「コパノリッキーが案内する涼スイーツ巡り」など、ゲーム内であまり絡みのないキャラ同士の意外な組み合わせも見られます。

基本的には毎話2~3人のウマ娘がメインで登場し、その他に周囲の友人たちが顔を出す形式です。料理に興味津々な食いしん坊キャラ(例えばハルウララやオグリキャップ)がチラリと登場するお遊びシーンもあり、ファンサービスも効いています。

作品の特徴と位置づけ:

「うまむすめし」はウマ娘×グルメという珍しいジャンル融合で、新鮮な魅力があります。

競走やトレーニングとはまた違った日常シーンでキャラ同士の交流が見られるため、「レース以外の場面でのウマ娘たちの表情が見たい!」というファンの要望に応えてくれる内容です。

公式スピンオフとして位置づけられており、ストーリーの時系列は特に固定されていません(各話ごとの独立エピソード)。ゲーム本編のストーリーを直接補完するものではありませんが、「○○と○○は仲良しなんだな」「この子は意外な味覚の持ち主」などキャラ設定の一端を感じ取れる要素もあり、ファンには嬉しい仕掛けです。

レースやドラマがメインの他作品と比べほのぼの度が高いため、シリアス路線が苦手な人や、食べ物ネタで癒やされたい人にもおすすめできます。どのエピソードも短く、気軽に楽しめるので、連載中の現在進行形で追いかけても良いでしょう。

ウマ娘 プリティーダービー スターブロッサム

ウマ娘 プリティーダービー スターブロッサム

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基本情報

2023年4月10日より連載が始まった最新コミカライズ作品です。掲載媒体は集英社系列で、少年ジャンプ+(Web/アプリ)とヤンジャン!アプリ、およびWebサイト「となりのヤングジャンプ」で3媒体同時掲載という形が取られています。作画は保谷伸先生、脚本は文殊咲先生によるタッグです。

単行本もジャンプコミックスより刊行されており、2023年9月に第1巻発売、以降最新第5巻まで刊行中(2025年9月現在)。

ウマ娘公式ポータルサイトで「不屈の物語、開幕!」と紹介されているように、新たなウマ娘伝説を描くシリーズとして期待されています。

あらすじ

主人公は1990年代に活躍した名馬をモチーフにしたウマ娘サクラローレル。そしてもう一人の主人公が、新人サブトレーナーの明石椿(あけいし・つばき)です。

物語は、トレーナー見習いの椿が、デビュー前で脚部不安(いわゆる“ガラスの脚”を抱えた)ウマ娘のサクラローレルと運命的に出会うところから始まります。

サクラローレルは大舞台への夢(史実馬になぞらえれば凱旋門賞制覇)を抱えていますが、その脚の弱さゆえ周囲からは無謀だと反対されます。

椿も新人ゆえ頼りない面がありますが、二人はともに成長し信頼関係を築きながら困難に立ち向かっていきます。

「何度散っても再び芽吹く不屈の物語」との触れ込み通り、挫折と復活を繰り返しながら夢に向かって挑戦する姿が描かれています。

物語後半ではチーム<アルケス>に所属することになり、椿の父でもあるチームのチーフトレーナーとの対立や、海外留学経験を活かした独自のトレーニングで周囲を驚かせる場面など、ストーリーは厚みを増しています。

最終目標として凱旋門賞(海外G1)制覇が示唆されており、ウマ娘版「サクセスストーリー第二幕」とも言える内容です。

主な登場ウマ娘・キャラクター

主役のサクラローレル以外では、彼女が所属するチーム<アルケス>の仲間たちや、物語の舞台となるアニメ・ゲーム本編とは異なるパドックグループのウマ娘が登場します。

具体的には、同チームの先輩ウマ娘ナリタトップロード(史実ではサクラローレルと同時代の名馬)が登場し、良きライバル兼お姉さん的存在となっています。また、敵役的な立ち位置でマヤノトップガンマーベラスサンデーなど同世代の強豪ウマ娘たちも物語に絡んできます。

トレセン学園の理事長(アニメではシンボリルドルフ)やチームオーナーなど、人間キャラも物語に厚みを持たせています。新人トレーナーの椿はウマ娘ではなく人間ですが、彼女自身の成長物語でもあるため重要なキャラクターです。

以上のように「スターブロッサム」は特定の年代(90年代半ば)に活躍した競走馬モチーフのウマ娘たちにスポットを当てており、アニメ等でメイン張っていないキャラが多数フィーチャーされている点も魅力です。

作品の特徴と位置づけ

「スターブロッサム」はウマ娘コミカライズ最新作であり、シンデレラグレイに続く第2の長編ドラマ路線とも言えます。シンデレラグレイが80年代を舞台にしていたのに対し、本作は90年代をモチーフとしており、年代ごとの名馬エピソードを掘り下げる流れを汲んでいます。

シリアスと王道スポ根が程よくブレンドされ、初心者でも読みにくくない王道ストーリーになっているのが特徴です。

ゲームやアニメとの直接の繋がりは薄いですが、サクラローレルはゲームにも登場済みのキャラであり、ゲーム内設定(脚部不安など)を活かした物語になっているため、ゲームファンにも受け入れられています。

また、連載媒体がWeb中心であることから手軽に最新話を追える利点もあり、新規読者の取り込みにも成功しています。「ウマ娘漫画をこれから読みたい」という人には、連載中の本作から始めてみるのも一つの手でしょう。熱いストーリーと魅力的なキャラ描写で、今後の展開が非常に楽しみなシリーズです。

ウマ娘 ピスピス☆スピスピ ゴルシちゃん

ウマ娘 ピスピス☆スピスピ ゴルシちゃん

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基本情報

2023年11月末から月刊コロコロコミックにて連載開始した、ウマ娘の新たなスピンオフギャグ漫画です。作:柴田直樹先生、原作:Cygames。

タイトルにもある「ピスピス☆スピスピ」は主人公の口癖を表した造語で、正式タイトルはやや長めですが一般には「ゴルシちゃん」と呼ばれています。

コロコロコミックという小学館の児童向け漫画誌で連載されていることも特徴で、従来のウマ娘ファン層より若い読者もターゲットに含まれています。

2023年11月12日のタイトル発表時には作者やコロコロ公式X(旧Twitter)で話題となり、関連投稿が合計8000万インプレッションを記録するなど開始前から大注目された作品です。

単行本も発刊されており、2024年2月に第1巻(アクリルスタンド付き特装版も同時発売)、以降順調に刊行され既刊第3巻(2024年12月)まで発売されています。

あらすじ・内容

ウマ娘界一の問題児・ゴールドシップが、なぜか幼稚園児の姿になって大暴れするという突飛な設定のギャグ漫画です。舞台はトレセン学園…ではなく「みどり幼稚園 にんじん組」。

ゴルシちゃん(幼女化したゴールドシップ)は転入初日から元気いっぱいどころか騒動を巻き起こし、担任の先生やクラスメイトを振り回します。基本は1話完結のコメディで、ゴルシちゃんの奇想天外な行動に周囲がツッコむドタバタ劇です。

面白けりゃいいだろッ! よくねえよ! どっちだ、アァン!?」という劇中のセリフが象徴するように、終始ハイテンションでボケとツッコミが飛び交います。

幼稚園を舞台にすることで、普段のウマ娘世界とは違うシュールな日常が展開し、子どもにも大人にも笑える痛快ギャグに仕上がっています。

また、連載開始時にはPV(プロモーションビデオ)も公開され、公式X(Twitter)アカウント「@pisupisugold」やYouTubeチャンネル「ぱかチューブっ!」でもPRが行われました。

主な登場キャラクター

主役はゴールドシップ(幼女Ver.)。見た目は小さくなっても性格は元のゴルシそのままに破天荒です。その他、オリジナルキャラクターとして担任の先生・まなみ先生が登場します。

彼女はにんじん組の若い女性教師で、ゴルシちゃんのボケに振り回されツッコミ役に回ることが多い人物です。ウマ娘の登場はゴルシちゃん以外ほぼ無く、彼女のクラスメイト達は普通の幼稚園児(人間)という設定のようです。

つまりゴールドシップ一人だけがウマ娘という異色の環境になっており、それがまたギャップとなって笑いを誘います。

「ウマ娘界イチの暴れん坊が幼稚園児になったらどうなるか?」という一点突破のコンセプトゆえ、他のウマ娘キャラは出張ってきませんが、逆にゴルシのキャラが好きな人には堪らない作品と言えるでしょう。

作品の特徴と位置づけ

「ゴルシちゃん」はこれまでのウマ娘作品には無かった完全子供向けギャグ路線です。コロコロコミック連載ということで、競馬知識もゲーム知識も無い子どもたちにも楽しめるよう、単純明快なドタバタコメディになっています。

もっとも元ネタを知っていると「幼稚園児になってもゴルシはゴルシだな…」とより楽しめる二重構造で、大人ファンにも評判です。ウマ娘プロジェクトとしては異色中の異色ですが、これによりファン層の低年齢化・拡大も図っているものと考えられます。

スピンオフギャグの極北ともいえる作品で、本編ストーリーや他作品との繋がりは一切ないため、全く独立したパラレルコメディとして純粋に笑いを提供しています。「難しいこと抜きで笑いたい!」という時に最適の一作です。

今後の展開次第ではアニメ『週刊コロコロ版 ウマ娘』的な映像化も…?と密かに期待されており、ウマ娘コンテンツの裾野を広げる試みとして注目されています。

【まとめ】ウマ娘の漫画を読む順番

最後に、ウマ娘漫画を読んでみたい人に向けておすすめの読み始めガイドをまとめます。

  • まずはアニメを観ているかで選択肢を決める
    • アニメ未視聴の方は、漫画から入るなら物語が一話完結でない長編から読む方が入り込みやすいでしょう。おすすめはやはり「シンデレラグレイ」です。ウマ娘知識ゼロでもスポーツ青春ものとして楽しめ、キャラに愛着が湧きます。その後、興味が出たらアニメやゲームに触れてみると、別のキャラも好きになり世界が広がります。逆にアニメ視聴済みの方は、「STARTING GATE!」で知っているキャラの別ストーリーを見るか、「うまむすめし」「うまよん」で日常系から入るのもありです。自分のお気に入りキャラが出てきそうな作品から選ぶと取っつきやすいでしょう。
  • スペシャルウィーク世代が好きなら
    • 「STARTING GATE!」一択です。スペシャル・スズカ・テイオーたちが勢揃いします。本編アニメとの違いを楽しみつつ、ウマ娘の基本設定も掴めます。その後は、「うまよん」「アンソロジー」で彼女たちの日常ネタを追補するとさらに愛着倍増です。
  • トウカイテイオーやメジロマックイーン推しなら
    • アニメ2期組が好きな方も、まず「STARTING GATE!」で登場しますので満足できるでしょう。さらに彼女たち中心のアンソロジー短編も複数あります(Friends巻など)。また「うまむすめし」にもテイオー・マックイーン回があります。これらを摘み読みするのも手です。
  • 新規ウマ娘を知りたいなら
    • ゲーム未実装キャラや別世代の物語を見たい場合、「シンデレラグレイ」「スターブロッサム」**がおすすめです。特にシンデレラグレイはゲームに先駆けて登場したキャラ(ユキノビジンなど)もおり、新鮮な発見があります。読み終えた後ゲームに興味が出れば、ぜひオグリキャップを育成してみましょう。感慨もひとしおです。
  • とにかく笑いたいなら
    • 最初から「ゴルシちゃん」に突撃するのもアリです。前提知識ほぼ不要のギャグなので、子供から大人まで誰でも楽しめます。「ウマ娘って美少女が走る話じゃないの?」という先入観が吹き飛ぶ破天荒さで、むしろそこから興味を持って他の真面目な作品に進む…という逆引きパターンもあるでしょう。
  • 全部読みたい欲張りさんは
    • 本記事の順番ガイドを参考に、まずシンデレラグレイ(長編の名作)→他メイン系→スピンオフ系という王道ルートを推奨します。これでウマ娘漫画の魅力を余すところなく味わえるはずです。

最後に強調したいのは、「自分が一番読みたいものから読めばOK!」ということです。

ウマ娘漫画は順番を間違えたからといって理解不能になるものではなく、むしろどれから入ってもそれぞれ楽しめるよう工夫されています。

興味を持った作品から読み始め、面白かったら次の作品…というように、あなた自身のペースでコンテンツを広げていくのが一番です。

ぜひ、本記事をきっかけにウマ娘漫画の世界に飛び込み、お気に入りの作品・推しウマ娘を見つけてください。あなたの読書体験が、ウマ娘たちの新たな魅力との出会いになりますように!

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